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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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初心者だから一眼レフは無理って??

INim.cafeさん店内
以前から良く耳にする言葉...。
「初心者だから」入門モデル。
「初心者だから」小さなコンデジでいいや。

果たしてこれは正しい選択なのだろうか。
クルマの運転免許をとって、まず購入するのは中古の軽自動車、といわれた時代もあったように思う。
若葉マークのビギナーだから、万が一何かに当てても傷が気にならない中古で。そしてハンドリングの楽な小さなクルマ。という意味合いだったはずだ。
だが、この考え方は時代とともに変化してきている。大体、当てたり擦ったりすること自体が問題だ。当てても良いように。ではなく、当てないように安全第一であるべきだ。

カメラの選択でも似たような発想で語られているように感じる。
道具は「最終的にアウトプットされるクオリティや必要とされるキャラクター」によって選択すべきであって、道具の大きさがまずありき。ではない。

大量の荷物を運ぶ目的ならば、そこで使用されるべきクルマはトラックであって乗用車ではない。
同じように「大きなボケ味を活かした写真」が欲しいならそれはコンデジではなく単焦点レンズを装着した一眼レフである。

でも、一眼レフは機能が多すぎて使いこなせない。と言い訳する。
これも間違っている。機能が多すぎるのはむしろコンデジかもしれない。シーン別のモードが数えきれない(例えだが)ほどある上、何か変更するにも複雑な階層構造の迷路に入らないと設定できない。ここで時間を取られてしまうのなら「こちらのほうがよほど使いこなせない」ということになる。

大きくて重いから嫌。というのも言い訳。
10トンの荷物を運ばなくてはならないのに、トラックは格好良くないから左ハンドルのオープンカーを使いたい。というのは目的と手段の認識自体が間違っている。
パンフレットの表紙を飾るような派手なボケを活かした写真が撮りたい。のなら、ある程度の大きさと重さは不可避である。スマホやコンデジでは無理な世界だ。

道具とは、最終結果を出すために使用するものであることを忘れてはならない。ビギナーであることと、求めるアウトプットを出せる道具であるかどうか?には関連性はないのである。
2012/08/11(Sat) 02:35:17 | others

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