アンドエム使用機材ページヘッダー画像

使用機材・ソフトウエア等

使用機材リスト

Video

■---Camera

SONY PXW-Z190
SONY PXW-Z150
SONY PXW-Z90
SONY HXR-NX5R
SONY PXW-X70
SONY FDR-AX100

■---Camera Support

Sachtler FSB8
Vinten Vision5 LF
Libec HS-250
Libec RS-250
Libec RS-250DM
Libec HS-150
Manfrotto 504HD / 546GBK
Manfrotto 525MVB

■---VTR,BD/DVD recorder/player

SONY HVR-M25J
Panasonic DMR BR580
Pioneer DV-400V

Digital SLR(mirrorless SLR)

■--- SONY mirrorless SLR

α9mk2 ILCE-9M2
α7mk4 ILCE-7M4
FE24-70mm F2.8 GM
FE70-200mm f2.8 GM OSS
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

■---Canon EOS System

EOS-5D Mark4
EOS-7D Mark2
EOS-1N RS ( film )
EF17-40mm/f4L
EF70-200mm/f4L IS
EF28mm/f2.8
EF50mm/f1.4
EF85mm/f1.8
EF100mm/f2.8 Macro IS
EF135mm/f2L
EF300mm/f4L
TS-E24mm/f3.5L
TS-E90mm/f2.8
1.4x Extender
2.0x Extender3

■---Lighting

Comet Twinkle F04IIx2 System
kenko lef each size

■---Tripod

Gitzo
Manfrotto
Velbon.etc.

■---Ball Head

Umemoto Works COG-60ZS. etc.

Record

■---Microphone

DPA 4006 (Hall)
Schoeps MK2H/CMC6U x2 stereo pair
Schoeps CMT 56 (Hall)
Neumann KM184mt x2 stereo pair
RODE NT2-A x2 , NT4. etc.

■---Microphone Pre Amp,Audio Interface,Mixer

RME FireFace UFX
Gracedesign LunatecV3
MACKIE 1202-VLZ3

■---Recorder & Audio Interface

EDIROL R-4 Pro
EDIROL R-09
EDIROL UA-101

■---Monitor Speaker & Headphone

YAMAHA HS 50M
SONY MDR-Z1000
SONY MDR-CD900ST

■---Microphone Stand

K&M 26010B
K&M 252B
K&M 232B

■---Amplifier

Pionner A-09
SONY STR-DN1040
SONY TA-F333ESJ
DENON PMA-1500

■---Speaker, Line/Mic/AES cable

D-55 NagaokaStyle
(BackloadedHorn: FOSTEX FE206E , T90A)
Infinity Reference
Mogami 2534
Belden 8423
Belden 88760
Canare L-4E6S
Canare DA202(AES-EBU)
AT-ES1400 .etc.

Software

■---Video

MAGIX VegasPro20(64bit)
MAGIX DVD Architect Pro

■---Sound

Apple Logic Pro X
MAGIX SoundForge Pro16
MAGIX SoundForge Pro15
Sony CD Architect Pro5.2

■---Photograph, DTP

Affinty Photo 2
Affinty Designer 2
Affinty Publisher 2
Adobe Photoshop CC
Adobe Illustlator CC
Adobe Lightroom CC

PC

■---Machintosh NoteBook x 4

MBP-1
MacBook Pro 15" Core i7 2.3GHz 16GB
MBP-2
MacBook Pro 13" Core i7 3.0GHz 16GB
MBP-3
MacBook Pro 13" Core i5 2.6GHz 8GB
MBA-1
MacBook Air 13" M1 8GB


■---Machintosh Desktop x 1

Mac mini-1
Mac mini Core i5 2.5GHz 8GB


■---Windows 10 (64bit) system x 3

W-1(4K Edit/Encode/Sound)
Core i9 10900 10Core@2.8Hz, DDR4 128GB
Noctua-NH-U12A/F-A12x25 PWM
Quadro K5200
Z590 UD AC(LGA 1200)
Antec solo 2(QuietComputing Case)

W-2(HD Edit)
Core i7 3770k 4Core@3.9GHz, DDR3 32GB
GT430(Fanless)
GA-Z77X-UP4 TH(Socket 1155)
Antec solo white(QuietComputing Case)

W-3(Sound)
Core i7 2700k 4Core@4.2GHz, DDR3 32GB
GT430(Fanless)
GA-P67A-UD3P(Socket 1155)
Antec solo white(QuietComputing Case)

Monitor

■---PC

Nanao FlexScan SX2462W-HXB
Nanao FlexScan L997
Nanao FlexScan HD2441W

■---Video/TV

SONY KDL-46W920A
SONY KDL-42W802A
SONY KDL-32V2500
HD089B

Mobile Device

■---Tablet

iPad 6th.Gen.
iPad Air

■---Smartphone

iPhone11 Pro
iPhoneSE
arrows Be F-05J

■---MVNO sim cards

UQ mobile(sim)
AsahiNet LTE(sim:discontinued)
IIJmio(sim:discontinued)
mineo(sim:discontinued)

機材リスト記載についての考え方

なぜ公開するのか・何を公開するのか?

webに機材リストを公開することに関して私はネガティブな考えを持っています。
個人サイトにおいて所有物を公開しご満悦の趣味サイトならいざ知らず、自社機材を延々と紹介し、 その保有数や財力を誇るような記述を目にすることがあるためです。


私はそういった意図は全く無く、「仕事を依頼するに際しどのような機材が使用されるかを確認する」 ことは発注者にとって必要なアクションであろうと思われるため、その意味で単純にリストを公開をしています。

但し現実には、仕事を受注し代価を頂くのに道具は選ばない...とは言えない訳で、信頼性やクオリティなど数多くの問題があります。 また、受注型役務提供である以上、受注価格とのバランスも避けて通れない課題です。


データ記録のデジタル化に伴い、プロ機材・業務用機材と呼ばれるものが必ずしも高性能高信頼である、 とも限らない時代になったように感じます。
機器製造メーカーがハイエンド機として世に出していても現実にはトラブルもあり、出荷見合わせになるプロ機材も出てきています。
私の事業デザインは多枝に渡ることから、全ての機材を最高のもので揃えることはできません。 しかし、満足のゆくレベルがアウトプットできる道具を使用していることはお分かりいただけるかと思います。


最低レベルの道具で最高の仕事が出来るなどと言うのではありませんし、実際に最低レベルの道具ではありません。
高価高信頼の道具を使っても記録できないものはできない。反対にコンシューマレベルの道具であっても必要とされるクオリティが充分に 確保できる場合もあります。
当然ながら堅牢性や耐久性などの点でも機器のグレードにより差があるのは事実ですが、高価イコール高耐久性とも言い切れない部分があり、種々多重化やバックアップ対策等により対応しています。


その道具を使って、何を、どのように、記録してアウトプットするのか?
機材よりも先に、収録者のスキルが判断材料として重要視されるようになってきたことは喜ぶべきことです。

同時に、不測の事態に対応する準備とリカバリーできるスキルも必要です。


どれだけ多くの機材・道具を揃えているのか。どれだけ高価なものを揃えているのか。
それは企業規模や財力と、何ができるのかの概要を示しても、それ以上の情報を提供しません。
それは、どこか趣味サイトの所有物リストに似ているように思えてなりません。

PCシステムについての考え方

オールマイティではなく必要とする機能に特化したシステムを作る

現在では、専門ベンダーによって販売される「重厚長大型」の設備は必要とされなくなりつつあります。
それ故、PCベース(パソコンを活用して後工程に関わる大半の役務を遂行する)でのシステム作りがカギを握っています。
単にメーカー製PCやショップブランドPCを導入するだけでは「バランスの悪い」システムしか手に入りません。既に仕上げられたPCは、オールマイティな機能や性能を発揮することを目的としており、当方の案件をこなすには「必要の無い過剰スペックのパーツ」や「更にスペックアップすべきパーツ」があり、その適正を見極める必要があります。
B.T.O.を謳う業者の幅広いラインナップであってもまだまだ不足といわざるを得ず、本当に必要とするパーツを選択し組み上げるには、過去からの失敗や試行錯誤による体験が不可欠です。


コンシューマグラフィックボードではアプリケーションとの相性が障害になる

一例としてグラフィックボードを見てみますと、コンシューマ向けとはいえGPUの性能向上は著しく、ビデオ編集における編集時モニター出力の目的だけに限れば充分すぎるスペックだと考えられます。また、GPUの性能が向上するに従い種々エフェクトを適用した結果をリアルタイムプレビューしたり、レンダリング・エンコード時点でもGPUパワーを活かしCPUと協業させることで更に時間短縮が可能となってきました。
ところが、コンシューマ向けグラフィックボードには編集アプリケーションとの連携に相性があるケースも多く、望ましい結果が導き出せないケースを経験しています。
この課題を越えるためにエンタープライズレベルのグラフィックボード(Quadro K5200)を選択し、作業環境の向上を図っています。
更にはコンシューマ向けグラフィックボードは大量の電力を消費するモデルも多く、大量の熱を排出。対策として給排気に関わる多数のファン設置が必要となり且つ高速回転稼動が求められることとなります。
これらは、音楽演奏作品の編集、調整作業にはノイズ源となるために極力避けたい環境ですが、こうした部分でも作業を邪魔しない静音環境構築を第一に考えています。


Quiet Computing が求められる業務

ppp(ピアニシシモ)の音にこそ価値があるレコーディングの案件や、オーケストラビデオ編集における作業に支障をきたすことにならないよう(現実に、pppレベルの音声がPCファンにかき消されて認識できない=業務遂行不可、となるシチュエーションもあり得ます)
不要な高スペックパーツは排除(当該業務用PCにはファンレス仕様グラフィックボードを選択、エンコード専用機にのみエンタープライズスペックのグラフィックボードを使用。)、同時にケース筐体もノイズ排出を極力抑え込んだモデルの選択が必要となります。


CPU選択はコストパフォーマンスが判断基準

他方、CPUについては、フルHD映像編集とともに今や4Kデータも扱うために高い性能が求められます。現在ではヘキサコア、オクタコア、あるいはそれ以上の超ハイスペックCPUの選択が望ましいものの、この世界はモデル進化が極めて早く、同時に費用対コストの面で競争力に欠ける結果を招きます。もちろん、時短という観点では意味のあるところではあります。
上記の記事と同じで趣味の世界であれば費用対効果は無視することも可能でしょうが、ここは事業者としてのコストパフォーマンス判断が必要とされるところ。

そのためのCPUオーバークロック(自己責任範疇=当方では一切の責任を持ちません)も視野に入れた展開もあり得ます。
実際には、入念な検証と試行を行い、業務遂行レベルで問題が発生しないことを確認したうえでの稼動を行っています。冷却や排熱、上記静音性能を高い次元でバランスさせるには、多くの時間と失敗、相性問題の解決という経験なくしては実現しません。
但し、リスクと処理能力とのバランスを考慮できない限りは行うべきものではなく、当然ながら定格動作の機器も実稼動していますし、予備機としていつでも対応可能な環境も構築しています。


高負荷環境におけるリスクヘッジ判断と環境整備

高負荷によるライフサイズの短縮という観点からは、定期的なメンテと入れ替え、パーツごとのリプレイスも視野に入れた判断と運用が必要です。HDDのクラッシュも一定割合で発生しうるという事実があり、そのためのデータ二重化、三重化は避けて通れません。
同時に、ハードに実装される新テクノロジーに対する理解が不可欠であると考えています。


更には、作業ルームにおける電源供給についても配慮が必要とされます。
Audio系とPC系は別ラインにすることはもちろん、ノイズ対策としてのアースの知識も不可欠です。
PCにおけるATX規格電源については、変換効率の観点で現時点での最高基準である80 Plus GOLD(またはplatinum)認証の機器を基本とし、全てのシステムで採用しています。


PCシステム構築と運用スキルが求められる時代に

PCベースでの業務遂行は時代の流れであり、クラウドデータと密接に絡んでゆくため今後更に加速するものと考えられます。
放送局のダウンサイジング的なシステム構築能力と財力を前面に打ち出すのではなく、PCベースにおける業務遂行能力と費用対効果に言及した事業判断がこれからの事業者には不可欠と考えます。
単なるパソコンではなく、全ての業務遂行のベースとなるシステムとして重要な位置づけであるからこそ、その選択、システム構築と運用にはスキルが求められます。
こうした部分に言及している業者にはまだお目にかかっていません。