■—FMラジオトーク歴—■
タッキー816みのおエフエム様の番組「カメラとお散歩」(2012年10月から2019年3月まで)
fm aiai あまがさきFM様の番組「宮本章光のビデオをポケットに」(2015年10月から2019年3月まで)
の2番組において、毎月一回、各15分間のレギュラー番組枠をいただき、それぞれ約6年半、約3年半に渡り独自の視点で話題をお伝えする時間をご一緒しました。
特に意識した部分は、
ラジオでは視覚に訴える要素が存在しないため、どのように言葉を選択し、いかにわかり易く伝えるか。といった点に特に注力しお話しいたしました。
併せて、不特定多数、且つ各受け手側のスキルやレベル、関心といった部分が、千差万別である条件のリスナー様に対し、何を伝えるのか、どのように語るのか?といった部分には特に注意を払い、お話しをさせていただきました。
独自の視点での切り口や、最新の技術動向なども盛り込み、毎回すべてのテーマを私自身で決定しお伝え。その内容に対し毎回コメントやメッセージをいただくなど、大きなレスポンスを受け取りながら、リスナー様との一体感を実現できたと感じています。
現在は、2局2番組ともに終了させていただき、webでの音声データ公開・放送へ移行しつつあります。
■—セミナー講師・講演歴—■
撮影業と並行し、カルチャースクールでの「カメラ・写真に関する講師」をスタートしたのが2008年1月。
カレッジ神戸様のデジタルカメラクラスを皮切りに、宝塚文化振興財団様(ソリオカルチャー)、そしてKCC神戸新聞文化センター様へと展開。
ピーク時には、申し込み後3ヶ月待ちのクラスも存在するようになり、基礎クラスからステップアップクラス、屋外撮影のクラス、カフェで実施のクラスなど、最大同時進行8クラスの講師を務めました。
現在は、企業の企画室や広報室の方々向け、業務に活用できるスキルアップを目的とした研修会・セミナーを中心に、会社の社員会や組合・従業員会などの福利厚生の一環としての「余暇をより楽しむためのカメラ教室」といった感覚の講義・講習・ワークショップまで手がけています。
小グループでの講演から、大企業での講演会場やホールにおける千人規模の実施も重ね、写真・カメラの講習といった範疇を超える、講師業を確立。
また、
昨今のスマホカメラが果たした高機能・高画質化を活かした、仕事に使えるレベルの写真を手に入れるためのアドバイスなどにも触れ、カメラの機種を問わない講習に対し、高く評価いただいています。
基本スタンスは、楽しみながら結果を出せる授業。
一眼レフからコンパクトデジカメ、スマホカメラに至るまで、その機器が持つ特性と限界を知り、必要とされるアウトプットに応じた解説と使いこなしに言及。
併せて、ご参加いただいた皆様に「楽しんでいただける」「難しいことを知らずとも結果が出せる」ことをゴール地点としてお伝えし好評を得ています。
■—写真歴—■
幼少時より一眼レフに触れ、中学時にはモノクロ暗室現像を経験。 35mmフィルムを長尺で購入しパトローネに詰め天体写真を撮りはじめた後、増感現像や焼付けの特性など追求、本格的に撮影をスタートしました。
当時、ズームレンズはまだまだ暗く高価であり単焦点レンズのみを使用し被写体との距離感を体で覚えた時代でした。
続き、リバーサルフィルム(ポジフィルム)の色調に魅かれると同時に、露出の難しさを体験。
社会人となってからも趣味としての写真撮影を継続していましたが、1989年頃から阪急電鉄の走行写真を主として撮り始め、同電鉄会社が発行するプリペイドカード(ラガールカード)の図案に採用いただきました。
(私の図案が採用されたカードは2009年:平成21年1月25日に発売済)
また、[ Link:出版社より撮影依頼 ]も受け、雑誌の扉ページ全面の写真提供などを行いました。
2005年9月に、角川書店様の「関西大人のウォーカー」誌「人生のアトリエ」のコーナーに「鉄道写真を極める営業マン」として[ Link:私、宮本陽の紹介記事 ]を掲載いただいたのを機に積極的に露出度を高めることとなります。
ブライダルスナップを印刷用素材として撮影するチャンスが増えると同時に撮影業として確立。
印刷会社発注の商品撮影、出版社依頼のインテリア撮影、料理撮影、人物スナップ撮影やブライダルイベント撮影など広範囲に拡大し、撮影事業を継続してまいりました。
並行して、ビデオ撮影記録制作・レコーディングの機会が増えるとともに、舞台撮影や演奏会撮影に意欲的に取り組んでいます。
音楽家の方々とご縁ができることで、新聞掲載用プロフィール撮影、告知フライヤー用イメージ写真、CD・DVDジャケット用写真の撮影にも拡大。
特に、人物スナップ写真では遠方の方からもご指名いただき、企業セミナー・司会者・企業等応募プロフィール用撮影で実績を積み、距離を超えた多くの方々から好評を得ています。
2007年より、関西サッカーリーグ様のサッカー試合の撮影に注力。試合の速報カット等を提供(2011年に終了)。
また、国・私立小学校受験用の願書写真撮影でも実績を積んでまいりました(2011年に終了)。
自身での撮影以外では、キャビンアテンダントを目指す方たちへの「写真の撮られ方」セミナーや、 初心者からの写真撮影教室も開催し、講師として「撮影の楽しさ」を伝える場を更に拡大。
他方、カルチャースクール「カレッジ神戸」様の教室にて、
「デジタルカメラ写真撮影教室・初心者からの写真撮影教室(2015年に終了)」。
宝塚ソリオカルチャー様が展開する"たからづかカルチャーplus"にて、
「初心者のためのフォトレッスン(2015年に終了)」「デジタルカメラステップアップクラス(2015年に終了)」。
また、神戸新聞文化センター(KCC)様の2教室にて、
「Blog,Facebookで活用できるテーブルフォトを撮ろう!」「魅せる愉しみ〜カメラLIFE」。
更に公開講座「鉄道写真を撮ろう!」「鉄道のある風景を撮る」等、計3カルチャーにて8講座を実施(KCC様2014年に終了)いたしました。
毎回、知識だけではなく楽しみながら納得していただける授業を実施、ノウハウを蓄積してまいりました。
2013年まで、年に一度、宝塚ホテル様にて阪急電車(阪急阪神ホールディングスになり阪神電車も含む)を被写体とした写真展を開催。
会場での展示パネル即売も好評にて実施。趣味時代からの阪急電鉄撮影写真は、個別に大判プリントとして販売を開始しこちらも大変好評でした。
2018年・2019年と、福島県飯舘村様にて実施されておりますカメラ教室バスツアーの講師を務め、大自然の魅力を伝える撮影テクニックやスマホカメラ撮影のアドバイスを行い、好評にて終えています。
[ Link:(参考)Blog宮本章光の視点内・飯舘村関連カテゴリー ]
直近の撮影イメージはblog [ Link:And EM オフィシャルブログ 宮本章光の視点 ] にて公開。
写真ギャラリーは [ Link:AkiraMiyamoto—Tumblr ]でもご覧いただけます。
■—録音歴—■
ハイハイからひとり立ちが出来た頃には、当時の一体型ステレオセットでクラシックレコードLP盤を聴いていたということです。
一部、今も残るその当時のレコード盤は傷だらけで、私が舐めたり噛んだ跡までも残っています。
残念ながら、その多くは「阪神淡路大震災」で被災し姿をとどめていません。
幼稚園時にヴァイオリンを習いたいと親に懇願し却下された記憶があります。この頃から音楽との接点を自主的に持ちはじめていたようです。
小学校時にクラシックギターを習い楽器演奏の世界に入り込んみました。中学進学と同時に管楽アンサンブルや吹奏楽系の演奏に携るとともに演奏録音する機会を得ました。
当時はオープンリールからカセットテープまでアナログ録音全盛期であり、メディアの特性やレベル調整など、繰り返し「体で覚えた」時代でした。
編集世代を重ねるとノイズが倍増することから、如何に効率よく収録するかという収録時間と演奏時間のディレクションが必要でした。
高嶺の花であった2トラ38やデンスケには手が届かず、ラジカセにコンデンサーマイクを繋ぎ、川のせせらぎの音や演奏会録音を行っていました。
録音角やマイク開度といったワンポイントステレオマイキングの基本は、この頃の実体験により理論より先に耳から入った時期でした。
CDが登場すると同時に、デジタル録音の原理原則を書籍から学び、PCベースでの録音やデータ編集・調整の世界に触れるようになりました。
EQ処理は、楽器演奏・録音を行っていた頃の音と周波数の関係を耳が覚えていることが武器になっています。
写真撮影から音楽家の方々とのご縁が増え、記録やプロモート用に「演奏作品としての音源」が必要になることから、レコーディングの分野にも事業を拡大。
収録機器のデジタル化に伴い、莫大な投資を必要とせずに満足の行く音質での収録が可能になり久しい状況ですが、最終的には「耳と感性」が必要ある点は否めません。
収録に対する姿勢や考え方は、[ Link:(Recording,Video)—WORKS ]にてご覧ください。
■—映像歴—■
多くのビデオ制作会社とは180度方向性が異なります。
「音は映像の脇役」。というのがビデオ業界の大半の認識のようにみえますが、私は「音が勝負」となる演奏会のビデオでは「音が主役」であると考えています。極論すれば音に視覚効果を加えるのが映像という位置づけです。もちろん、映像部分を疎かにするという意味ではありません。
「クラシック演奏会の記録を専門」に行いその記録を「後から鑑賞できるレベルに価値を創る」ことを目的としているのです。
そのためには、作曲家の意図と奏者の表現を最大限に活かすための音楽性を備えた撮影者であることが求められるはずです。
スチルカメラとは異なり、ハンディビデオで幼少時期から日常を撮っていた...という経験はありません。
レコーディングに付随して映像が必要になり、DVD制作の要望に応える為にビデオを回すようになりました。
現在は各地より頻繁にお声がけをいただき、フルオーケストラ収録を専門に掲げ、大量のブルーレイディスク納品を行っています。
主たる対象であるクラシック演奏会収録では、多くのビデオ制作会社がアピールする凝ったエフェクトは不要であり、音楽性と奏者の表現、そしてその会場の雰囲気を伝えることに主眼を置いています。
これらは、自らも演奏者であると同時に音楽に対する深い理解なくしては実現しないと考えます。上述の幼児期に刻み込まれた音楽性が大いに役立っていると思います。
演奏家との同行演奏旅行を行い、その奏者の人となりを知り、お互いの距離感を縮めることで演奏表現の個性を掴むなど、一般的なビデオ制作会社にはできない経験を積んでまいりました。
また、画面レイアウトや奏者のポジションなど、スチル写真で培った構図・フレーミングの知識をフィードバックし、より魅力的な画面構成を作り出すことに役立てています。
現在、日本各地からクラシック演奏会の記録ビデオの問い合わせとご発注をいただいています。それは「昨年は安値に走って失敗した」、「高い費用を払ったのに音楽性が感じられない」、「イメージカットや派手なオープニングが私の演奏より目だって困る」、といった「ビデオ会社」に発注され失敗なさった方からのお問い合わせとご発注であるのです。
私自身もセールストークとして使ってはいますが、「心を込めた制作」や「感動を伝えるビデオ」というコトバの裏づけとなるキッチリとした音楽に対する理解と、確実な操作・編集に対する音楽性を見極めていただきたいと思います。
演奏会収録についてのビデオの現状や姿勢は、[ Link:(Recording,Video)—WORKS ]にてご覧ください。
【音楽家の方にお伺いしました。And EM 宮本 ってどんな人?】
(音声音量にご注意下さい)
■—音楽演奏会収録・撮影に対する考え方—■
時間軸が大きな意味を持つ映像制作には、ストーリーが必要であると同時に、主たる収録対象である「演奏会」では、そこで演奏される音楽を知っていなくては話になりません。奏者にとって、左手を見て欲しいと思うタイミングでは、やはり左手が必要だ、と判断できる感性が不可欠ではないでしょうか。
スコアリーディングについては、多くの事業者がオプション扱いにしているようですが、私のところでは原則として必ず譜読みを行っています。
近年、「音大卒業者が記録」や「音楽関係者が作るビデオ」といったキャッチを掲げるビデオ制作会社が増えてまいりましたが、音楽を知らなければ演奏会の収録・制作はほぼ絶望的であり当然の流れではないでしょうか。
しかし、音大で学ぶことは「音楽」でありビデオ撮影や編集ではありません。音大卒の実績が果たす役割は大きいと思われますが、映像や写真で活かせているかどうかは不明では、と感じます。
生まれて間もない時から音楽を聴き続けてきたこと、楽器演奏をしてきたこと。こうした経験を画面展開の操作や編集に活かすことが私の強みであると考えています。
編集者の意図により制作した「映像ストーリーの内容や完成度」を誇るのではなく、演奏者の表現や作曲家が意図した曲想をいかに印象的に、魅力的に見せるか?
それが私の真価であると考えています。
エフェクトや画面分割、派手なオープニングは不要でありましょうし、ライブ収録番組を見て感動するのは、その曲と演奏者に対してであり、それを引き立てるストーリー、その場の雰囲気を伝える確実な構成こそ必要とされるものであるはずです。
「音楽主役」である以上、こだわりの収録が必要な場合には、カメラの音声トラックのデータをそのまま使用するような収録は一切行っていません。
ビデオカメラ機器で記録される音声は、製造メーカー自体が「オマケ」程度にしか考えていないと思われる音質でしか収録できないためなのです。
マイクレベルを増幅するプリ部分、そして音声信号がA/D変換される部分で音色が大きく変わってしまうケースも少なくありません。そもそもカメラはレコーディング機器ではないことを考えてもはっきりしていることでありますし、スペックに表示されたサンプリングレートがどれだけ高くても音色を決定するウエイトは低いと感じます。
レコーディングについても同様に、市販されている作り込まれたCD作品ではなくライブレコーディングにしかない、演奏者の感情や表現の記録を目的としています。
演奏会の写真撮影については、また別の視点によるアプローチが必要になります。
音楽演奏という「音:聴覚」と「ステージパフォーマンス:視覚」は、その場に居合わせた人たちだけにしか共有することができないものです。
不思議なもので、「演奏の記録」という観点からすると、五感のうちの上記二つの感覚「音=録音—>CD等による記録物」と「目=写真—>写真による記録物」という二つの媒体があってしかるべきなのですが、現実にはCD等による聴覚か、あるいは二感覚を同時に満たすビデオによるものかという世界になっています。
視覚による記録物としては、「動かない:写真」よりは「動く:ビデオ」のほうがアピール度は高いと言われます。
そのため、「動かない:写真」で「何を伝えるのか?」という点が大きなポイントになります。
演奏者が伝えたいもの、それは、音楽そのものの響きであり、ステージで演奏する姿であり、その場の雰囲気という漠然としたイメージであるはず。写真撮影はこの点を充分に知った上で撮影しなくてはなりません。
私が力説する「音楽を知らないカメラマンに演奏会の撮影はできない」という言葉は、この空気感を表現できるかどうかということではないでしょうか。
自分がステージに立った経験がある人にしか感じられない緊張感や、楽器から発せられる響きがホールに溶け込み消えてゆく、その感覚。あるいはアンサンブルの拍の頭を合わせるアタックの息づかい...。
その空間と瞬間を写真で切り取るのです。
それは、演奏という時間の流れを知り、その刻々と変わる変化を知ってこそ、それぞれの瞬間に最も適した撮影のタイミングが存在します。
音(レコーディング)、映像(ビデオ)、そして写真。
いずれも、記録に携る部分での感性はまったく異ります。そのため、自分自身で感覚を切り替えるには大きな力が必要になるものです。
全てをこなす事業者が僅少であるのはこうした点にあるのかもしれない。と思っています。
私は、自分も演奏者と一緒にステージに立っている感覚を大切にしています。
収録物に対し、[ Link:演奏者の方々から嬉しいお言葉 ]をいただいていることが何よりの証明であり、最も誇りとするところです。