紅葉シーズンもそろそろ終わり

紅葉が次の季節に交代しょうとする時期になった。
webには、非常に美しい紅葉写真も多く目にする。が、これは加工し過ぎだろ!と感じる作品も多い。
そもそも、印刷物でもかなりの加工を施すことが多いのがこのシーズンの写真。観光ポスターなどその最たるもの。実際のデータに忠実であることよりも、人間の感覚に近い記憶色・希望色に画像処理するのが良い結果を生むのは事実。
しかしながら、ここで忘れたくないのは、異常なほどの彩度に仕上げた写真ほど良い、というものではないということ。
限界ギリギリまで彩度を上げるのは必要プロセスだとしても、光の向きを語らずして、エフェクト・フィルターだけで処理するのは厳しい。
著名サイトの記事でさえ間違った光線状態での撮影を推奨しているなど、もう支離滅裂な世界になってきている。
被写体はあくまでもこれから散って行く「枯葉」。
その鮮やかさの中に、冷たく寂しいたたずまいを表現したい。
日本人は、そんな侘びの気持を忘れてしまってはならないと思うのだが。
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「階調」も判らない?

「色」に対する感覚を麻痺させてしまった次には、
「階調」を感じることもできなくなりつつある。
「階調」?何それ?
インスタのフィルターでやっちゃえば十分キレイけど何か?
と、のたまう人が増えてきた。
スマホには大変優秀なHDR機能がある。
Onで撮った絵、Offで撮った絵を見比べてみると良い。
差が判らないほど感覚が鈍ったか、既に麻痺しているか。
味が判らなくなった。
音や響きが判らなくなった。
そして次は、色と階調...。
テクノロジーの進化とともに、人間側は退化するのだろうか。
次世代に、感性と芸術、文化を継承するのは今を生きる世代の役目ではないかと思う。
昼から夜への橋渡し

秋風の季節。
この時間帯が最も美しい。
過剰にブライトネスを盛らず、
極端なコントラストでシャドウを潰さず、
しかし、オリジナルでは伝わらない空気感を炙り出し更にアピール度を上げるのが画像処理の神髄。
オリジナルデータを後処理で崩壊させた写真がwebに溢れ返っている現実。
お遊びエフェクトで麻痺させてしまった、写真に対する感性を呼び戻すには、自らパラメータをコントロールできるフォトレタッチスキルを磨くことしかないのではないだろうか。
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気楽にスナップ撮影

何気ないスナップが楽しい。
カメラのダイナミックレンジに収まらない大きな明暗差はHDR機能を使うか、画像処理段階で記憶(希望)レンジ内で見えるように復元する。
これが画像処理の目的と本来の姿。お遊びエフェクトの適用を画像処理と間違って理解しないようにしたい。
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