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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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どこまで見せる?何を見せる?

どこまで見せるか?
何を見せるか?

photo by AKIRA MIYAMOTO

晴天であれば、一日のうち必ず一度は訪れるシチュエーション。
こうした時間帯に撮影ができるのは幸運だと感じる。

さて、
どこまで見せるか?
何を見せるか?

環境は完全逆光であり、ほぼシルエット風にしか写らない条件。
その上、更に露出を切り詰めると「光と影」しか見えなくなる。

しかし、右奥の植え込みのグリーンはこの程度には見えて欲しい。
また、左奥の人物はシルエットにして、右に並ぶ自転車は少しだけディテールを見てみたい。
レンガ風タイルは、距離による色のグラデーションがはっきりと出して欲しい。

そんな思いをこの一枚の中に閉じ込める。
そこには、階調の操作とHSLチャネルの操作、ソフトフォーカスのレイヤー。


撮影は画像処理とセットで考える時代。
表現は個人の自由だが、データ破壊系エフェクトとは一線を画すプロセスを楽しみたい。

記憶色・希望色

photo by AKIRA MIYAMOTO

「データに忠実な色、あるいは記憶色・希望色。」
こうした言葉が交わされる場面が多い。

今、
写真は完全にデジタル化し、ネガでもポジ(リバーサル)でも、ラボに出さないことには完成品を見ることができなかった時代と違い、撮った時点で手元にデータが残るようになった。

ここで知っておきたいのは、
データは、どれだけ正確を期して撮影されても、それを見る人、あるいは使う人にとって望ましいかどうか?は別の話である、ということ。


もし、その写真データが商業ポスターで利用されるなら「商品販売数を伸ばす」といった結果を導かなくてはならない。
そのためには、データがどれだけ正確で忠実であるか、よりも、用途と目的により色調や調子がコントロールされるべきものであること。
こうした場合に、記憶色や希望色といった表現が使われることが多い。


データに忠実であることよりも、
また、平均的なゾーンを狙うことよりも、
アピールしたい結果があるはずだ。
それを画像処理で実現してみたい。

そのためには、日頃から目に入る色をデータ破壊系のエフェクトで麻痺させてはならないように思う。

意図するもの

photo by AKIRA MIYAMOTO

階調、階調、階調...と、口にするため、
何でも中央寄りヒストグラムを備えた画像、もしくはHDR風な印象が良い、と勘違いされる方もある。

冷たい石が並ぶ。
でも日の当たる部分は幾分暖かい。
これから寒い季節に向かうよ。

といったイメージを伝えるには、これくらいヒストグラムを両端に寄せていても良いかと。

意図するものはどこにあるのか? 何にあるのか?
それは、撮影者が自由に決めること。

お仕着せのフィルター適用で勝手に階調を蔑ろにするのはよくないな。
と思う。
それもまた撮影者の自由ではある。

RAWデータと再生医療

今回もアーカイブより。
2012年から、僅か3年しか経っていないものの、技術革新は確実に歩を進めているようだ。

photo by AKIRA MIYAMOTO

2012年撮影のRAWデータ。
オリジナルを現在のPhotoshopCC(2015)で処理すると、色々な部分で「過去の処理時点よりも望ましいと思われる結果」を導き出せるようになってきた。

これは、RAW現像のさまざまな処理アルゴリズムが進化した結果だと思う。
過去には出せなかった結果を出せる、といった観点からは、RAW Originalを持っておくことの重要性を再認識することになる。


例えとして適切かどうか?は置いておき、
再生医療の最先端では、子供の「乳歯」を取っておくことで、その乳歯にある幹細胞から細胞を再生することが可能になるらしい。

同じように、RAW Originalを持っておくことで、更に技術が進むと、より高度な画像処理が可能となり、今以上の結果を出せるようになる可能性を感じる。


保存・保管スペースを必要とするため、容量の大きなRAWなんて無用...だとか、
RAW現像なんて私には難しくて判らない...、
と、一概に決めつけずに。


この記事が読める方は、既に「乳歯」は屋根の上に放り投げて存在しないはず。
今、RAWデータは残してみても良いのでは?

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