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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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見た目の印象を残したい

Haneda Airport 2nd. terminal

画像処理に関する話題が増加傾向にある。
それは、スマホエフェクトに見られるお遊び系フィルターの話ではなく...。

プリセットフィルターのチープさにようやく気付きはじめた、といったことなのだろう。


夕日を正面に据え、照明が用意されていない建物内部も見えるように残してみる。
こうした真逆光では、たとえ光量の弱い夕刻であってもシルエット風のイメージになってしまう。
それは定番の手法だから、そのように撮ればいいんだ、と言ってしまえば話が終わる。

だが、人間の眼には建物内は真っ黒に見えるわけではないし、夕日周辺の風景もキッチリと認識できるはずだ。
こうした「人間の見た目の印象」に近い記録を残す、といった方向性を追求するのも一つの楽しみではないだろうか。

iPhoneのHDRをOnにし、まだ大きすぎる明暗差を調整すべくPhotoshopで入念に作り込む。
もう耳タコの事項ばかりだが、誰が撮っても同じようにキレイに撮れると言われるiPhoneカメラだからこそ、そこに作品構築の楽しさを見出してみたい。

at Haneda Airport Domestic-2nd.Terminal.

階調を感じてみる

photo by AKIRA MIYAMOTO

シャドウを低く締めてみると、それはそれで印象的な絵になる。
シルエット風のイメージは定番の夕景かと思う。

しかし、肉眼ではっきりと見えているように、手前は決して真っ黒に潰れてはいないし、奥のビルの手前側も漆黒の壁ではない。

その階調を残し、再現してみるのが画像処理の面白いところ。
何が良い、何が悪い。
といった二者択一ではなく。

コスモスも青空も両方キレイに

IMG_0787s.jpg

「コスモスを撮ろう」セミナー、今年も無事に終了。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

青空を優先させるとコスモスは暗く、
コスモスを優先させると青空は真っ白に...。
さて、どうしたら良いでしょう? とのご質問。

明暗差が大きい被写体が同一の構図内に同居している場合には、「撮って出し」のワンアクションで望ましい結果を得るのは難しい場合が多いように思われる。

近年のカメラにはHDR機能を備えるものが多く、こうした機能を活用し明暗差を小さくするのも一つの手段。しかし、カメラが備えるHDRは「明暗差」を圧縮する以外に特定階調を強調するような「お遊びエフェクト」系の処理であることが多い。

「撮って出しが美徳」...的な声が拡大したのは写真がデジタル化してからではないだろうか。
フィルム時代には現像も焼き付けもすべてのプロセスを含めて作品を完成させていたわけで、それはデジタル時代においても、撮影と画像処理をトータルで考えるべきだと思う。

iPhoneのHDRをOnにしてもまだ足りない明暗差を画像処理で縮小し一枚の構図内に同居させてみる。
さて、どうしたら結果が出せるだろうか? このご質問には、画像処理を撮影とセットで考え、そのプロセスを楽しんでください。ということになろうか。

ホワイトバランスにも感性を

photo by AKIRA MIYAMOTO

アンバー系の電球色については、好き嫌いが大きく分かれることが多い。

「その場の雰囲気を語る」--> 電球色肯定派
「料理の色彩感が台無し」--> 電球色否定派

といった意見が多いように感じる。

カメラのAuto White Balance のまま撮影すると、電球照明下では、その色合いを残す方向で撮影されることがほとんどだろう。これは前者の意見を重視しているものと考えられる。

似たようなシーンとして「夕焼け空」を考えてみる。
夕焼け空はその赤黄色い雰囲気にこそ意味があるため、ニュートラルグレイに調整してしまうと臨場感・空気感はまったく台無しになる。

他方、
フレンチの食材やソースの色彩感、クロスの色、食器の質感...。
これらは、電球色が乗ってしまうと台無しになる。


デジタルデータ(RAW)では、White Balanceの後調整にかなりの自由度があるため、自分の意図する結果を導きやすい。

何が正しいか、何が良いか...。といった答えは撮影者のみが持っている。
チープなフィルターやエフェクトで自分自身の色彩感覚を台無しにしないことだ。
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