純A級で暖をとる

なんとも贅沢なタイトルである。
「純A級アンプ」や「ピュアAクラス」といわれるオーディオ用アンプがある。
信号増幅のプロセスで、常時電流を流し放しにした土台を作り、信号のプラスマイナス切り替え時の歪を原理的にゼロにする方法である。
これは1992年製パイオニアのプリメインアンプA-09のフロントパネル。
A-09と言えば、高音質化追求に贅沢の限りを尽くした、知る人ぞ知るアンプである。
しかしながら、その透明感に満ちた音とは裏腹に発熱量が半端ではない。
折からの寒気に冷やされた作業部屋を暖めるには丁度良い按配である。
天板に触れていると冷えた指先の感覚が戻ってくる。カイロは不要だ。
Class A Power Stage の文字が誇らしく見えるのは冬ならでは...。
かもしれない。
勢いとチカラを授かる

一昨日の7日が初出の企業が多かった年明け。
これは、あるクライアントの受付カウンター。
初出の朝の一枚である。
私は、社屋前で社員さんの集合写真撮影をさせていただいた。
ファインダーの向うに、押し切られそうな「気」を感じながらの撮影。
勢いとチカラのある企業は、入り口からその空気感が違う。
小雨の降る中、初っ端から大きなチカラを戴いた。
これから始まる...

あるシンガー・アンド・ソングライターの正面下から。
窓の外に見える照明と会場内ダウンライトの対比を切り抜いてみた。
まもなく作品演奏がスタートする。
2007年もあと僅か。
そして、これから始まろうとする2008年を待つ。
まさに演奏が始まろうとしているこの緊張感と似ているように感じる。
こらから始まる2008年に大きな希望を託して...。
フォーカスを切り替える感性

楽器が主役の「本番を待つ」(2007.12.13)であったが、今回は「本番を待つ花嫁」である。
まもなくご両親への「感謝の花束贈呈」のタイミング。
緊張感が指先に滲み出ている。
こんなカット撮る人、あまり居ないはず...。
被写体全体とその一部のフォーカス(ピントのことではない。意識する対象という意味)を瞬時に切り替える必要がある。
このカットの約2秒後には、新婦は立ち上がり両親の前へと進んだ。
撮影は頭を使うもの。
露出やフォーカスなど機材がその役割を代行してくれるようになったあと、撮影する人間はどこに意識と能力を使うか?がカギではないだろうか。