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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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質感を伝える要因は何だろう?

IMG_6402.jpg

よく「質感を伝える」だとか「雰囲気のある」写真という言い方をするが、そういった写真を撮るには、昔からそれなりの方法論が語られてきた。
写真は(多くの場合一枚だけの)「静止画」であるため、見る側が想像力を働かせることによって、被写体が置かれているシチュエーションに想いを巡らしながら鑑賞することになる。

逆に言えば、鑑賞者にとって「その場を予想しなければならない」構図や露出、色配置にすることによって、雰囲気を伝える写真、アピール度の高い写真、となる可能性が高まる。
不完全にしておく、のではないが、将棋の先手を読むがごとく、見る側の立場で考えることが秘訣ではないだろうか。
冷たい真冬の空気感、この一枚に。

2012年も残すところあと二日と少々。
今年も数多くのご縁と、さまざまなご厚情をいただいたこと、この場を借りて御礼申し上げます。

ストーリーは身近にある

IMG_6412.jpg

その一枚の中にストーリーがある、語りかけてくる写真。
意図的にシチュエーションを作り出すときもあるだろう。
でも、何気ない仕草を切り取ってみる。

厳冬の夕刻、照明を落とした室内。
何も準備しなくても、周囲すべてが物語になる。

5D2
EF70-200mm/ F4L
ISO 4000
絞り優先、マイナス1, 2/3 補正
f4, 1/30  IS mode1

溢れる写真もスパムになる時代

出張撮影レッスンより

webに写真が溢れている。
ケイタイにカメラが搭載されて久しい。今はスマホカメラも秀逸な絵をアウトプットしてくる。
だから、誰でもどこでも簡単に写真撮影。
モバイル高速通信回線の普及と同時にソーシャルメディアの急激な発達という背景もある。

今日の出張レッスンにご参加いただいたある方の一言。
「フィルム時代には現像やプリントの費用がかかるから一枚一枚を丁寧に撮っていた。今は削除すれば良い、という安易な考えで撮るから構図にも甘さが出てくる...。」

見事な指摘である。
何が良い、何が悪い、というのではなく、写真には「撮影者がその時に感じた」意図や想いが込められているはずだ。
ところが、どう考えてもそのような意識が感じられない写真がwebに溢れるようになった。

思いの入っていない写真はスパムメールと同じで、回線トラフィックの増大と閲覧者の時間を無駄に搾取するだけ、というとんでもない時代になった。
スルーすれば良い、のかもしれない。
けれど、そんな感覚が日本をダメにしているように思えてならない。

「ちりめん細工」の世界

ちりめん細工 小東右子さん作品

「ちりめん細工」に触れる機会があった。

小東右子(仲上右子)さんの作品。
兵庫県芸術文化協会の平成17年度ふるさと文化賞を受賞なさっている方。
日本玩具博物館の講師も務め、作品は専門誌に数多く掲載されている。

細部にまで非常に手の込んだ造り込みがされており、想像力と構成力の大きさを感じる。
平面にしか存在していない布から、立体的な作品が創られる。
そして、その作品に息吹を吹き込むのは製作者だけに与えられた役目。

こうした作品を、偶然のタイミングでも確実に撮影し記録することの大切さを再認識。
絞り優先AE(Av)f2.8 マイナス2/3EV。
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