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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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情報を追うほどに事態は悪化する

「情報」を追うほどに事態は悪化する。
これを体感できている人たちがどれほどいらっしゃるでしょうか。
最後の頼みは「自分の直感である」ことを忘れてはなりません。


情報を追い求める姿勢...。
それは、思考停止しているグループとは明らかに一線を隠す「必要不可欠な」行動であることに違いはないでしょう。
しかしながら、
この情報戦争状況下において、刻一刻と変化するタイムラインを追うだけで精一杯、しかも昨日の正解は本日には誤り。となる事例も多々。

そして、忘れてはならないのは、意図的に混乱を生じるように放たれる情報が溢れかえっていること。
そこに意識を向けると、まるで泥濘み(泥)に靴を持ってゆかれたように、その後は「素足で泥道を歩くが如く」不快かつ平穏を保つことさえできなくなること。
もう体験済みのことと思われます。

特に、webがSNSとともに極度に発達・普及している現在、情報拡散の速度が著しく早いため、その激しく大きな影響力に対しての感覚が麻痺しつつあることです。
矢継ぎ早に次々と流れる情報に翻弄されてしまう。そのこと自体に気が付かなくなってきている...。
こうした状態ではないかと感じるのです。
まさに、
MSM(マスメディア)に洗脳されていることに気がつかないヒツジたちを俯瞰していたはずの人たち、自分たちは違うんだ。と高所から眺めていたはずの人たちが、情報過多により自分自身が溺れかかっていることに気づけずにいる...。
そんな状態だと思われることです。

同時に、シェアされリライト(Retweet)されることによる「繰り返し目にする効果」は、撹乱を狙った虚偽情報に踊らされてしまうリスクも非常に高まっているように見えます。

--「このサイトでも...あのサイトにも...、3箇所以上の別のwebに書かれていたのだから間違いない!」
--「これだけフォロワーの多いYouTuberが言うのだから間違いない!」と。

これ、どこかで見たことがある風景では?
MSM洗脳は、本人が気づかないから洗脳なんだ...。と。そう指摘していたはずの人が別のところで別の沼に嵌っているのではありませんか?

そして、それらを自らのサイトにも転載し拡散する...。
こうした判断に至っている人たちが一気に増加しているように見えることです。
彼ら、彼らのwebサイトは、以前は信頼性が高く客観視している情報を公開していたのではなかったのでしょうか?
それなのに、
どれもこれも、同じ情報をコピーペーストするばかり。
だから、これが正しいんだよ!と言うかのように...。


虚偽情報は、裏で結託しているとすれば、見た目には一切関係がないような別々のサイトで「同一の情報が発信される」ことになります。
その結果「別々のところで同一情報が発信されている=これは正しいんだ。」と誤って判断させることも可能になります。
いえ、
何も無理に疑ってかかれ!というのではありません。ですが、それほどまでに「客観視」できなくなってきているのが現在の状況だと感じるからです。


--我こそは!ウチだけは!
--情報は鮮度が命!だからここには真実がある!
はい、
それは間違いではないと思います。
ですが、もはや一定レベルを超過してしまった状況です。

このような例えが目に浮かびます。
グラスに溢れるまで冷酒を注ぐ...そんなサービスがバブル期に流行りました。
溢れるまで注ぐ...、そのビジュアルが満足感を与える。もちろん溢れた冷酒が外側にこぼれてしまいますが、下に升をおいて受けているのでそれをすする...。
そんなバブル期の風景が一瞬脳裏をよぎります。

似たように、
溢れかえるように情報を拡散し、同一の内容が溢れかえるように感じさせることで、それこそが「正しい」んだ。
と感じさせる手法。
冷酒が溢れる瞬間とオーバーラップして見えます。


真実はたった一つ。今まではそのように考えていました。
しかし新次元では、受け手により、それは一つではなく千差万別の結果を生むこと、もう気づいているはずです。
然すれば、
自分は何を持って判断するのでしょう?


山道は、いずれ山頂に到達すれば終了します。
ですが情報を追い続ける限り、その道は永遠に終わりを迎えることがありません。
情報を追うほどに事態が悪化して行く現在、
最後の頼みは「自分の直感である」ことを忘れてはなりません。




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2021/01/28(Thu) 20:25:30 | New Age

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