時を肌で感じる時間帯

お仕事撮影の中からの ひとコマ。
(このカットは使用されないであろう...)
何故かこの時間帯になると撮影意欲が湧く。
何故かこの色合いがしっくりくる。
刻々と色合いを変えるこの時間帯。
4秒間の露出...。
あと3,4カット後には、同じ色合いの絵は撮れない?
と思われるほど時間とともに表情を変える時間帯。
今回もUmemoto Works製の機材が確実な仕事を約束してくれた。
全ては受験結果に

日本全国、受験シーズン。
ケースの中で眠る娘の楽器。
受験が終われば、再び活躍の場が与えられるはずだ。
楽器や道具にも魂が宿るという。
奏者や使用者の意図を汲み、一回限りのステージでこの上ない能力を発揮してくれる。
キーは曇り、木部は割れの洗礼を受けたこの個体。
晴れ舞台で再度スポットを浴びることになるか、新たな楽器に道を譲ることになるのか。
それは、
受験の結果が鍵を握っている。
「忍」の一文字

寒さを忘れ、陽だまりで身を休める猫。
ほのぼのとした雰囲気を感じる。
しかし、これは野良猫。
私は(近隣住民も)これでもか!というほど、ノラ迷惑の限りを被っている。
確かにかわいい。
事実、私は被写体としてレンズを向けた。
が、ノラに餌付けをする行為は間違っている。
かわいさの対極には、近隣住民への迷惑という避けて通れない事実が発生する。
自分の費用で餌をやって何が悪い?
といわんばかりの態度は、近所付き合いと住環境の悪化以外、何ももたらさない。
苦情の言葉が喉モトまで出かかって飲み込んだ。
続いて発したコトバが新年の挨拶であった。
「忍」の一文字を忘れてはならない。
という教訓か?
2007年始動

無事に新年を迎えることができました。
お付き合いをいただいております皆様のおかげであり感謝しております。
本当に有難うございます。
本年もより一層のご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
2007年の一枚目。
少し時間が経った花弁。
もっと綺麗な花を探して撮ればいいのに...。
いや、
これはバックのカラーと変えられない自分の立ち位置から、この花を撮ることに意味があった。
この花を、自分の存在意義や現在の状況に置き換えてみた。
そして、大きく頷きながらのレリーズ。
大きな資本と喧嘩する必要は無い。
大きな数字を扱うことが目標ではない。
高価な機材を所有することが目的ではない。
自分にしか出来ない価値を生み出すことが今の私に求められている。
そしてそれが出来る環境にあると考えている。
道具と時間と、そして自分自身という素材を使って
何を、どれだけ、どうやって創りだすことができるのか。
今年はもっともっと面白い一年になりそうだ。