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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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今日を終える

AKIRA MIYAMOTO's Photograph

まだまだ冷たい空気とともに一日を見送る。
iPhone5s Camera.

【tumblr.】https://tmblr.co/Z1n2Et17t4PyV

「色カブリ」って言葉ご存知ですね?

AKIRA MIYAMOTO'sPhoto

「色カブリ」って言葉、ご存知ですね?
サングラスを通して見たように、特定の色が被っている状態。

意図的に奇抜な色に加工するのがハヤリなのだが、見る人に対してある種のインパクトを与えるのは確かだ。
その昔、カメラがデジタル化する過程でセピア色モードというのが流行った。「おっ”!」と思わせるパッと見の意外性を備えているのは間違いなく、それが悪いということではない。と初めにお断りしておく。

この画像はもともと、各種蛍光灯が混ざった難しい光源の下、色カブリが僅少となるようiPhoneカメラがさまざまな演算を行って適切なホワイトバランスでデータを作り出したキレイな色の写真。
そのデータを、後から色カブリを何重にも行い「安物のレンズの証」であるビネット(周辺減光)まで加えている。
更には、優秀なHDRで暗部を再現してくれているにも関わらず、その部分の階調を殺し、潰してコントラストを高めている。

見た目のインパクト・意外性で人目を引く、のは一つの手段だろう。
そして、この絵もいいじゃないか、という意見もあるだろう。
だが、そうした方法に頼らなくとも他にアピールする方法はいくらでもあるように思う。
わざわざ安物のレンズを使ったような絵や、階調が出ない性能の悪いセンサーしか備えていないいい加減なカメラで撮ったかのような絵にするのは、自分にとってはあり得ない世界だ。

何より、日々こうした色カブリばかりの写真に接し目が麻痺してしまうと、平常時にも色の感覚が狂ってしまうリスクはないのだろうか?
フィルターで遊んでいない時でも色の感覚がおかしいのではないか?と疑われる人たちが増えてきた。画像処理のクラスでも元画像がどのように色がおかしいのか?判らないと仰る人が増えている。

海外も含め名の通った写真家がこうした意図的なフィルター処理を行った作品を公開しているが、当然、色カブリの無い画像を扱えるスキルをベースに持った上で、一つの表現手段として採用しているはずだ。
「変化球とは直球ストレートを3球決められるウデを持つものだけが語る」ものだと思う。

手間をかけずに効果を楽しめる現状は大いに評価されるべきだが、自分の色に対する感性を麻痺させてしまったあとから、画像処理の小手先のテクニックを教えて。というのはいかにも薄っぺらい。

タッキー816みのおエフエム様(FM放送)2014年2月番組ブログ

一昨年2012年10月から、月に一度【タッキー816みのおエフエム】様の番組「カメラとお散歩」に出演させていただいていおります。
今月2014年2月の放送では「めざせ入賞!滝ノ道ゆずるWebフォトコンテスト」と題してお話しをさせていただきました。

原則として第一水曜日の午前11時オンエア予定です。サイマル放送でもお聞きいただけます。(次回は3月5日の予定です)
番組ブログでは、各回ごとに内容をまとめていただいた過去全てのアーカイブもありますので是非ご覧ください。

iPhone撮影モノクロ写真サイトスタート

AKIRA MIYAMOTO Photos

iPhoneカメラ撮影によるモノクロ写真サイトをオープンしました。
【Monochrome with iPhone】https://amcoandem.wordpress.com/

ここ数年、デジタル一眼レフの性能が一定の完成レベルに達し、あとは表現手法を極める方向、あるいは画像処理を深める方向にウエイトをかけてくる方々が増えてきました。

現在、一眼レフの撮影表現は次々と新たな手法が出てくる時代でもなく、過去から歴史とともに培われた方法をトレースしながらその上で自分らしさを語る、といったどちらかといえば地味な展開にとどまっているように思われます。
また、画像処理の世界に入ってくる人たちも、簡易な明るさや色調整の部分では既に種々ソフトウエアを不自由無く操作できるスキルは身につけているものの、更にアピールを高める手法をみつけるべく試行錯誤している状態ではないかと思われます。

他方、スマートフォンベースの写真撮影では、ソーシャルメディアとの親和性を武器に「簡易なエフェクトで遊ぶ」「意表を突く見た目を得るためだけの派手な加工」といった動きが爆発的に勢いをつけてきました。

こうした時代背景をもとに、スマホカメラ(iPhone)だけで撮影をし、且つ後加工としての画像処理も入念に行うという一つの方向を探ってみたくこのサイトをオープンすることにしました。
実際にフィルムを使い、撮影・現像・焼き付けまですべてのプロセスを楽しむ方法もあるでしょうし、過去フィルム全盛時には私も暗室に隠りました。
今では、モニターの中で自由自在に処理ができる時代、これを活用する方法がより身近かと考えています。

スマホエフェクトの世界は、派手な色使いや高いコントラスト・故意に発生させた色カブリを使い意外性をもたらすことで語るのが今の流れですが、モノクロ写真の面白さは、スマホエフェクトでは潰し崩し破壊する「階調」や「コントラスト」の部分で語るところにあります。

同時に、ダイナミックレンジの狭いスマホカメラのデータを(過去に夢中になった人も多いであろう)覆い焼きや部分焼き込みなどを画面の中でレイヤー使って追い込んでみる。だとか、増感・減感、コンポジットなどの合成も、どのようにも可能でかつての楽しみが蘇ります。
また、印画紙の選択で硬調・軟調を使い分けたのと同じことが画面の中で楽しめます。

色が無いだけに、構図の中で思い切った配置や形状の歪みなどを活用することで、伝えたいものがより明確になるメリットもあります。

少し駄文が過ぎました。
【Monochrome with iPhone】https://amcoandem.wordpress.com/
新たなエレメントとして是非ご覧ください。
Wordpress.com のフリーブログとして公開しています。フォローいただけますと嬉しく思います。
尚、更新頻度は不定期で、ノリが良いときと多忙時では大きな差があるものと思いますがご了承ください。

ステージ講演の難しさと面白さ

Akira Miyamoto's Photograph
2014年最初の講演会を無事に終えることができた。
主催ものではなく短い時間帯にゲストとしてお招きいただいての内容であったが、計1,500名強ものご参加者に私のノウハウをお伝えできたことは大きな成果だったと感じている。

今回は、迫力の300インチスクリーンと広大なステージが用意されており、これらを利用させていただくことができた。若輩者がこれほどの贅沢な環境を使用するのは気が引けたが、いざ舞台に出てみるとなかなかこれが活用しきれない。

スティーブ・ジョブズのように自らの立ち位置に動きを持たせながら、説得力のある論旨を展開する。
これはかなり難しいことだと思い知った。
資料として準備したA4用紙の右端、左端にそれぞれレイアウトした写真。巨大なスクリーンに投影されるとその写真の下に自分が移動し指し示すだけでも数メートルは動かなくてはならず、言葉の進行と立ち位置の呼吸が合わない。
なるほど、頂点に立つ人たちはこれほどまでものパフォーマンスを持っているのだ、と納得。
恐るべしステージプレゼンテーション。

準備段階から、そして当日の進行に携わる数多くの支えと助けがあってこそのイベント。
大変不躾ながら、種々ご尽力いただきました皆様にこの場をお借りし御礼を申し上げます。

(会場へ向かうイメージ)【tumblr.】
https://tmblr.co/Z1n2Et162xeXV

(講演のお問い合わせお待ちしています)【出張写真教室・カメラ研修セミナー・講演講師派遣】
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