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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

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「考えず」に「感じる」次のステップ

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考えずに感じる。
この場では写真趣味ルーツのご縁の方々も多いので、この言葉は馴染みが深いはずです。
いま、この大変革の時期を過ごしスムーズに次の世界(次元)へ移行するための思考は、一枚の写真を得るためのプロセスに酷似しているな、と感じています。
例えを順に追ってみます。


印象的な結果を得るためには、まずイメージがあったはず。それは「頭」で考えている部分でした。左脳的思考とでもいうべき感覚かもしれません。
ですので、最初は「考える」ところがスタートでした。
イメージなくして、構図も浮かびませんので。
ところが、頭で考えているだけでは、いわゆる思考ばかりの頭でっかちのような、論理的なワードで溢れてしまいます。
こうなるとその時点でフリーズしてしまって「なにをどう撮ったら良いのか?」というスパイラルに迷い込んでしまいます。
そうなる前に、次のステップにうまくリンクしてゆくことが大切だと思うのです。

いまの社会での過ごし方も似ているのではないでしょうか。
情報過多、錯綜、混乱。
この場合には、必要以上に「入れない」ことと、避ける・離れる。
です。
それまでに大量の情報を獲ったはずですし、答え合わせは必要ないこと、何度も体験してきました。


ここで次のステップに進めるわけですが、写真の例ではその左脳的思考で創り出した論理的なものをイメージに落とし込みます。
次は右脳的思考というのでしょうか、「ピンとくるのかこないのか」という、頭ではなくハートに響くセンサーに切り替えるのです。
事前に左脳で論理的に練ったものと、その次の瞬間に右脳で心地よさとして感じたものを、ここでうまくシンクロさせるわけです。

構図の左側に枝(幹)を持ってくると、暗めのイメージが左になるのだから、右側は明るめが良いかな。
明るくはないけれども、遠景にすればボケになるね。
と、事前に考える...とまではゆきませんが、ファインダーを覗きながら論理的・左脳的に思考します。
そして、
次は右脳的イメージの思考で、構図の割合はこのあたりかな、と天地左右を振りながら「最も心地よい瞬間」をハートで感じるのです。その瞬間を感じたのなら、それがシャッターチャンスです。
動体ではなく静体被写体でも同じです。数秒間で済みます。
まさにこの感覚の切り替えプロセスの連携なのです。


このステップを現代社会の乗りこなしに置き換えますと、
必要な情報を得てnoiseからも離れました。では次は、頭からハートにセンサーを切り替えて、心地よさだけを感じることに意識を合わせてゆく。という流れでしょうか。

道を誤らないために徹底的に情報を得て精査してきました。
その次には、心地よさというセンサーに切り替え、自らの意識によって目の前の現実を具現化させてゆくのです。
いままで十二分に左脳的論理思考により準備をしてきたはずです。
次は、それらの経験値を基に心で感じる心地よさに意識を移す、そのタイミングを迎えています。



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2021/03/21(Sun) 20:32:11 | New Age

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