進むか戻るかそれは自分で決めること

ある商業地の街道を歩いていますと。
バイクショップ(工場)の技術者・オーナーっぽい雰囲氣の人が店頭で話すこのような声が...。
「人間、生きているうちに頭を使わないと。」
「考えることをやめた人が多いからこそ、自分の頭を使うことを考えて。」と。
話す相手は、点検修理に訪れた20歳代に見える人。
何か軽微な事故に遭ったのか、そんな雰囲気。
頭を使わないから、そういった出来事に遭遇する。というようなイメージの話題。あくまでも前を通り過ぎる十秒間程度の断片的な発言ながら。
あぁ確かに。
そう思いながら店の前を通り過ぎたのでした。
すべてにおいて、などと上から目線で言うのではないのですが。
振り子はある一方に振り切れたのだと思います。
まったく自分のアタマを使わず、言われたままに従う。先生に言われた通りに。親に言われた通りに。
大人になっても社会へ出ても。オールドメディアの言う通り。webのインフルエンサーの言う通り。
それが優れた人間の歩む道だと信じて疑わない。
そうやって、結果としてお借りした大切な体さえも痛めつけ失ってしまう。そうやって自ら体験して学びを得る。
振り切れた振り子は、今度は反対側に揺り戻されます。
それが仕組みだから。
この先には、自分のアタマで考える。
もっと正確に言うのなら、
アタマではなく、心で感じる感覚を磨き上げる。
旧来の物理次元的な、あるいは唯物主義的なモノの世界も、当然両立させながら。
これまでよりもさらに成長し上昇すると意志表示している限り、より高度にバランス感覚を発揮して。この先不要な仕組みは終わらせて。
それがこの先の道。
もちろん、古いレイヤーが名残惜しく、そこに残り続けるのも自分の意思次第。
そもそも、こうした分岐点での判断そのものが、人が決めることではありませんでした。
この点だけは今世で体得したはずです。
進むか・戻るか。
それは自分自身で決めること。
ただし、片側に振り切れた振り子は逆転し、もうこれまでとはまったく異なる世が始まっています。
進むか・戻るか。
それは自分自身で決めること。