iPhone撮影モノクロ写真サイトスタート

iPhoneカメラ撮影によるモノクロ写真サイトをオープンしました。
【Monochrome with iPhone】https://amcoandem.wordpress.com/
ここ数年、デジタル一眼レフの性能が一定の完成レベルに達し、あとは表現手法を極める方向、あるいは画像処理を深める方向にウエイトをかけてくる方々が増えてきました。
現在、一眼レフの撮影表現は次々と新たな手法が出てくる時代でもなく、過去から歴史とともに培われた方法をトレースしながらその上で自分らしさを語る、といったどちらかといえば地味な展開にとどまっているように思われます。
また、画像処理の世界に入ってくる人たちも、簡易な明るさや色調整の部分では既に種々ソフトウエアを不自由無く操作できるスキルは身につけているものの、更にアピールを高める手法をみつけるべく試行錯誤している状態ではないかと思われます。
他方、スマートフォンベースの写真撮影では、ソーシャルメディアとの親和性を武器に「簡易なエフェクトで遊ぶ」「意表を突く見た目を得るためだけの派手な加工」といった動きが爆発的に勢いをつけてきました。
こうした時代背景をもとに、スマホカメラ(iPhone)だけで撮影をし、且つ後加工としての画像処理も入念に行うという一つの方向を探ってみたくこのサイトをオープンすることにしました。
実際にフィルムを使い、撮影・現像・焼き付けまですべてのプロセスを楽しむ方法もあるでしょうし、過去フィルム全盛時には私も暗室に隠りました。
今では、モニターの中で自由自在に処理ができる時代、これを活用する方法がより身近かと考えています。
スマホエフェクトの世界は、派手な色使いや高いコントラスト・故意に発生させた色カブリを使い意外性をもたらすことで語るのが今の流れですが、モノクロ写真の面白さは、スマホエフェクトでは潰し崩し破壊する「階調」や「コントラスト」の部分で語るところにあります。
同時に、ダイナミックレンジの狭いスマホカメラのデータを(過去に夢中になった人も多いであろう)覆い焼きや部分焼き込みなどを画面の中でレイヤー使って追い込んでみる。だとか、増感・減感、コンポジットなどの合成も、どのようにも可能でかつての楽しみが蘇ります。
また、印画紙の選択で硬調・軟調を使い分けたのと同じことが画面の中で楽しめます。
色が無いだけに、構図の中で思い切った配置や形状の歪みなどを活用することで、伝えたいものがより明確になるメリットもあります。
少し駄文が過ぎました。
【Monochrome with iPhone】https://amcoandem.wordpress.com/
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2014/02/06(Thu) 16:21:27 | Monochrome