送信ドメイン認証_Spf/Dkim/Dmarc/arc対応

Informationカテゴリー記事は久々のように思われます。
Google「メール送信者のガイドライン」により、今年2024年2月から、そして6月1日を目の前にして一氣に騒がしくなった感覚があります。(ここではその詳細は割愛します)
システム開発部門を自社で抱えるレベルの巨大企業は以前から対応済みであったことがわかります(ヘッダー内容を見れば一目瞭然)が、そうでない企業では、蜂の巣をつついたような状況かもしれません。
あるいは、
ウチは大量メール送信など関係ねぇ〜、といった感覚で放置している中小オーナー企業をはじめ、多くの一般企業は他人ごとのような感覚ではないかと思われます。
それなりの規模の会社様とのメールコミュニケーション(ヘッダー内容を拝見する限り)においても、その傾向は認められます。
ドメイン単位のカウント数であり自動応答等の件数も含めるとのことですので、社員数がそれなりに多い会社であれば、ウチは大量送信なんて...とは言えない可能性はあるでしょう。
(その昔、商社勤務時代にはEC企画室といった部署に在籍していたこともあるので、当時の会議漬けの日々を思い出します。)
バルク送信に縁がないとしても、いずれ規制が浸透するに従い、先方への到達率が100パーセントでなくなるかもしれないリスクやその重大性、また昨今のなりすまし被害による信用失墜を考えるならば、早めの対応を行うに越したことはないと思われます。
たった一通のメールが届かないだけで当該業務に支障が出るわけですから、その重要性を認識する会社は早々に動いているはずです。
(わたしのところでは、ごあいさつ程度なメールは皆無で、一通ごとにレスポンスを重ね業務を遂行するので、どれか一つでも抜け落ちると大きな事故に繋がりかねないこともあります。)
尤も、近年のベンチャー企業のみならず、ビジネスチャット系のプラットフォームへとシフトしているところも多い様子ですので、今後の展開はよく読めない、との感覚も理解はできます。
ということで、全送信先へのSpf/Dkim/Dmarc/arcの対応を完了。
SMTP段階で対応できるサーバーがなければDkim対応は叶わないとともに、転送が繰り返される企業メール等でDmarcの限界をカバーするために有効なARCまでを備えたサーバーを見極める必要があります。
PCの蓋を開けてパーツを弄る感覚とはまったく異なり、一般素人レベルではサーバー選択にその感覚が求められるように思います。
これに伴いDMARCレポートという心強いフィードバックもあるため、「え〜Spamに間違って入ってたよ見てなかったわ!」という詭弁そのものさえ、もう通用しない時代になりました。
ちなみに、
もしお取引先のご担当がそのように発言されたなら、DMARCレポートが"すべて"pass"であったとしても、あぁそうですか、これからはよろしくお願いします。
と、笑顔で返すのが無用な負の因果を生まない秘訣かと思っています^^。
2024/05/12(Sun) 10:55:06 | Information