HDR対応カメラでなくても撮れる味わい

自分のスマホは古いモデルだから、最新のAIを活用したHDR風の写真は撮れないんです...。
という声はまだ耳にしていないが、そろそろ出てくる頃かもしれないな、と勝手に妄想の世界に入っている。
HDR処理の原理は、一枚の中に同時に存在できないような大きな明暗差を、複数枚の撮影とガンマカーブ、ニースロープの調整など、さまざまな技術を駆使して一枚の中に共存させるもの。
スマホカメラの場合には、各社それぞれ最新のAI技術が注ぎ込まれている部分でもある。
もちろん最新型と同じとは言えないまでも、近いイメージにHDR風の調整をすることは可能だし、そのために撮影時点から完成画像に思いを巡らせる。
ハイライトは限界を超えるとデータが残らないが、シャドウ近辺は、人間の目に見えている限りは何らかの反射光があると思われるため、暗めに撮っておいて後処理で復活させる。
状況によってはシャドウはノイズフロアに埋もれている場合があり、極端な調整はノイズの増幅が激しく見るに耐えない結果となることもある。
こうした部分を考えながら試行錯誤を重ね、自分らしさを盛り込む。
ここに楽しさと満足感が生まれてくる。
2019/01/07(Mon) 21:00:55 | Img Processing