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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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階調を意のままに仕上げる爽快感を:2

東北新幹線車窓より photo 宮本章光
先の記事「階調を意のままに仕上げる爽快感を」[ Link ]でも書いたが、潰れて見えないであろう部分に近いシャドウ部と、飛んで白抜けしているであろう部分に近いハイライト部を、一枚の絵の中に共存させることで、肉眼で見たイメージに近い階調を作り上げる。
こうした処理を自分の手で行うところに楽しみがある。

尤も、本当に飛んでしまった部分はデータが存在していないので復活はできないし、潰れてしまった部分も階調を復活させるために必要十分なデータが残っていなければ、階調を調整することは難しい。

これらを勘案し、撮影時にはハイライトを飛ばさぬよう意識しながら、同時にシャドウ部分が後から復活できるレベルかどうかにも目配せをする。
このように、後工程と撮影時の意識との両方をセットで考えながら一枚の結果を作り上げる。

当然、元々のダイナミックレンジ以上に拡大することはできないし、派手にバンディングやノイズが浮き出すなどの副作用が表出するケースが多い。
この例でも、仮に業務使用ならば絶対にNGレベルの劣化となっているのだが、肉眼で見たイメージに近い「空の部分が飛ばず、手前の建物の手前側も黒ツブレしない。」状態を、自分の手で再現できるから達成感と爽快感を手に入れることができる。

今、スマホカメラの絵作りがHDR志向へとターンし始めたので、今後、こうした階調に対する関心が高まるであろうことが予想される。

少し前、それは僅か一、二年前ながら「そんな面倒なことなんてやってられねぇ。撮ってフィルター秒速SNS...。」だった。
だが、階調破壊系フィルターが過去になった今、感度の高い人たちは、階調を語る美学を既に意識しはじめている。

階調を意のままに仕上げる爽快感を

日比谷の街角スナップ photo 宮本章光
街歩きの移動途上でも、興味深い被写体に巡り合うことは多い。
あっ、と思ったその時に、ほぅ、と感じたその場所で、シャッターが押せる環境があることに感謝。

そして、
データを故意に破壊する遊びが終焉を迎えた今、階調を意のままにコントロールする後工程の楽しみを、より多くの方々に知って欲しいと願う。

***でなくてはならない...。

日比谷公園鶴の噴水 photo 宮本章光
「○○○でなくてはならない。」
「xxxでなくてはならない。」

寒い日、雨の日には、その雰囲気を伝えられれば、それでいいのではないのか。
変に触ると、バランスは崩れ、他の部分に影響が出る。

雨の日でも晴天のようでなくてはならない...。
果たしてそうだろうか。

晴れのイメージが必要だから。
晴れのイメージでなくてはならないから...。

それならば、晴れた日に撮れば?
急ぐなら素材ライブラリーから購入すれば?

「***でなくてはならない。」
の呪縛に縛られた人々が増えたように感じる。

Macアプリケーションフォルダ破損?

Macのdockが???になった場合
写真系の業務に使用のMacBook Pro(Retina, 15, Late2013)。
アプリケーションフォルダが飛んだのだろう、この画面。

なんと、講演開始前10分を切った時点で発生。
セミナー実施の会場にはすでにご参加の方が揃い始めている時間帯。

発生までのプロセスは、

1. 投影用プロジェクターへHDMIケーブル接続
2. 完全シャットダウン状態から正常起動・ログイン
3. データが出ていない様子なので環境設定からディスプレイ設定メニューへ
4. 会場機器側のセレクターが入力信号を出力していないことが判明・切替依頼にて対応
5. Mac側複数ディスプレイ設定・「ウインドウを集める」が見当たらない
6. HDMIケーブルの接続・接触不良を疑い、一旦抜き差し
7. 無事に投影を確認

と、これで難なく進められるはずだった。

ところが、
資料を開くためにプレビューアプリケーションを起動しようとすると「見当たらない」という。
仕方なく、アプリケションフォルダを開くと、各アプリケーションのアイコンが無い。
そして、Dockのアイコンも軒並み「?」マークの連続...。
アプリケーションフォルダ内のデータが破損したのだ、と、この瞬間に理解した。

主催社ご担当氏とは、事前打ち合わせ時点で、トラブルに備え資料データを保存した主催者所有PCを会場に準備いただいていたので、こちらにリプレイスしスタートした。

今回のトラブルは、稼働状態でのケーブル抜き差しが原因なのだろうか。
近年のOSでは、外部ディスプレイ出力のhot plugは特に問題を感じなかったのだが、基本に忠実に。ということなのだろう。

書類・ピクチャなど、OSがデフォルトでメディア格納場所として用意してあるフォルダ内のデータは全て無事だったので、種々ドキュメントは、属性に応じたしかるべき場所に保存すべし。ということも証明されたのかもしれない。

今の飯舘を見る-2018秋:6

飯舘村2018を見る6 photo 宮本章光
ここひと月ほど、飯舘村ふるさと住民カメラ教室ツアー2018(10月25、26日開催)での記録を掲載してきた。
大自然の大きな氣の力とともに、3.11以降に発生した動かすことのできない別の大きな力とのせめぎ合い、とでも言うべき目に見えない巨大な力と力の葛藤を感じた二日間であったように感じる。

現地は、そろそろ初雪の便りが聞かれる頃だろうか。
他の多くのイメージは、別の方法・場所にてアーカイブしたいと思う。


[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。

今の飯舘を見る-2018秋:5

飯舘村2018を見る5 photo 宮本章光
【いいたて村の道の駅 までい館】

人の消えた村に再び活気が戻る。
新たな拠点に、美しい花卉が彩りを添える。


[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。

今の飯舘を見る-2018秋:4

飯舘村2018を見る4 photo 宮本章光
太陽光発電パネルが並ぶ、2018秋の飯舘村。

左奥そして更にその奥まで続く、緑色の覆いを掛けられた除染土フレコンバッグ。
電力を生み出す施設から飛来した死の灰と、同じく電力を生み出すための太陽光パネルが、広大な休閑農地に広がる風景。

この自然に対する感謝の気持ちを忘れないようにしたい。


[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。

今の飯舘を見る-2018秋:3

飯舘村2018を見る photo 宮本章光
重いイメージを続ける意図はないので、長閑な飯舘村も。

休閑水田から畔を崩し牧草地へと転換した試み、とのことで見学をさせていただいた。
食事後だったようで、牛たちものんびりと過ごしている。

当たり前の風景が当たり前に存在することは奇跡である。という言葉を噛みしめた。


[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。

今の飯舘を見る-2018秋:2

飯舘村2018を見る photo 宮本章光
「日本で最も美しい村」連合にも加盟の飯舘村。

現状は、この広大な面積を埋め尽くす「除染土・仮の仮置場」。これらが、一箇所だけではなく移動する先々あらゆるところに大きな場所を占有している。
いずれ仮処分場へ移動し処理されるものとされているが、道のりは長い。

前の投稿にも書いたが、だからどうなんだ?何が言いたいんだ?ではなく、この大自然の中にある現実を記録しておく必要があると感じた。
写真には、その場その時間を記録し伝える力があるはずだ。


[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。

今の飯舘を見る-2018秋

飯舘村2018を見る photo 宮本章光
「飯舘村の自然から感じる氣」シリーズを5枚アーカイブした。
大きな力を持つ自然を切り取った一期一会の記録だが、美しいね・凄いね...だけで終わらせるわけにはゆかないと感じているので、別シリーズを継続する。

私は特定の立場から特定の人たちに向け意見を述べる活動家ではないので、まず初めにこの点だけはご理解をお願いしておきたいと思う。

全村避難という前代未聞の生活を余儀なくされた飯舘村は、その後約7年間を経て2017年3月31日に避難指示の解除(一部地域は依然として継続)を受けている。
そして私が伺った2018年秋、解除後約一年半が経った村では、除染土を仮保管するフレコンバッグが至る所に積み上げられている姿を目にすることになる。

仮処分施設が稼働し始めたという報道はあるが、その仮処分場へ持ち込む前に「仮のまた仮」として、農地が巨大な保管場所とされている状況を知る。その数、250万袋だという。

webでは、報道系の資料や映像などを大量に入手できるので、そうしたソースとは別の切り口で伝えるにはどうすれば良いのかを意識しながら、そしてカメラ教室の実施を並走しながら、実にパワーが必要とされる時間を過ごした。


[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。

飯舘村の自然から感じる氣:5

飯舘村の自然-あいの沢 photo by 宮本章光
一眼レフを左肩に携行していながらほとんど使用せず、撮影の大半がiPhoneカメラとなった「飯舘村あいの沢」。
時間の経過に身を任せ、その変化を楽しめる贅沢がそこに存在していた、この日この時間。

飯舘村での撮影データはカテゴリー「IITATEvillage」[ Link ]にアーカイブを重ねます。


[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。

飯舘村撮影イベントご参加者のBlogご紹介

飯舘村の自然は、多くの方にそのパワーを運ぶようである。
今回のイベントにご参加いただいた、茂垣 貴子 様のBlogをご紹介。

【お祭り日記 2017-】(該当記事:飯舘村ふるさと住民カメラ教室ツアー)
https://photo3377.exblog.jp/27617876/

【お祭り日記 2017-】(Top Page)
https://photo3377.exblog.jp

すでに半月以上が経過したが、いまだに鮮烈な風景が目に浮かぶ。


MogakiSamaBlog_20181027.jpg

飯舘村の自然から感じる氣:4

飯舘村の自然photoあいの沢 宮本章光
一期一会。
多くの言葉は必要ないと思う。

ここには、人を惹きつける大きなチカラが存在している。

飯舘村での撮影データはカテゴリー「IITATEvillage」[ Link ]にアーカイブを重ねます。



[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。

飯舘村の自然から感じる氣:3

飯舘村の自然photo 宮本章光
飯舘村におけるカメラ教室ツアーでの写真アーカイブ3枚め。

水平面の構図は天地50パーセントで割らない...。といった教科書的事項は、この場では全く不要であった。
天地半々に区切る理由がそこにあり、無意識に導かれるままに撮影。

HDRモード撮影に続き、iPhone写真アプリ内編集調整を、ご参加の方々に見ていただきながら十数秒での一連の仕上げ。
目の前でご覧いただいている方々からの溜息とともに「海外のよう」とのお声も。

今、一週間経過して同じ感覚での撮影はほぼ無理かと。
そもそも、現場での編集調整のパラメータも指が勝手に動いた結果であり、今ここで再現せよと言われても同じ調整はできない。
今日、当Blog用クレジットレイヤーの追加とリサイズのみ行った。

カッコつけるなよ、と言われそうだが、紛れもなく「この場の氣」が導いた結果だと思っている。
そんなチカラがここには存在した。


[ 追記 --- 2018.12.31 ]
「宮本章光の視点/note.mu サテライト」(飯舘村ふるさと住民カメラツアーにて)
https://note.mu/amcoandem/m/m8fc8c8c9d6f6

こちらにある程度の枚数をストックしましたのでご覧ください。
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