礼を失すれば自らに舞い戻る

礼には礼をもって返すことにより、この地この世はうまく回っていく。
そういう仕組みゆえ。
--嫌なことはしなくてよい。
--嫌いな人と付き合う必要はない。
この教えは、自らの意志を明確にすることにより、ブレず・負のノイズに影響を受けず、この先に広がる世を歩むための導きとして語られています。当然その言葉に誤りなどありません。
しかしながら、秩序や礼節といった、心地よく人との接点を醸成してゆくためには、三次元的「取説」は必要かと思われます。
何より、物質次元に肉体をお借りし、その環境その二元性の地で学ぶためにここに存在しているわけですから。
このバランス感覚こそ、学ぶべき最重要、且つ最後の教材ではないのかと感じます。
特定界隈では、バランスなど不要、やりたいことだけやればいい。そんなビジネスが蔓延っている様子が見えますが、それも取り違え勘違いした人の弁に過ぎないことが判ります。
守るべきことは守り、その枠の中で自分らしさを伸ばせばよいのであって、無秩序に好き勝手をするとは、あまりにも幼稚な発想に過ぎず、目指すべき「精神性の拡大」と「魂レベルの向上」という目的とは正反対であることに氣がついてないように見えます。
メッキは瞬間に剥がれ落ち、仮面の中の素顔が一瞬で見破られる時代に入りました。
礼には礼をもって返す。
礼を失すれば自らに舞い戻る。
それこそが、因果応報の大いなる仕組み。
放ったエネルギーは、その性質のまま自らに舞い戻ります。
2025/03/31(Mon) 11:03:01 | photo blog