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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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どうってことないやろ

落差のある川の滝 photo 宮本章光

どうってことないやろ。
過去、企業在籍時代に直属の上司がよく口にしていました。

-- 問題になるレベルではない。
-- 大したことはない。
-- 氣にするようなネガティブ事項は存在しない。
そんな意味で使われていたように思います。


社内でも知れ渡ったアウトドア派(もう昭和の言葉かもしれません…)で、休みになればどこかへ出かける。
長期休暇があれば、キャンプやスキー。と、まさしく初期(昭和〜平成)のバブル期のスタイルを絵に描いたような方でした。

わたしは、
いまでこそ、大自然の底知れぬ大きなパワーを感じることによって癒しを得る、といったエネルギーチャージの方法を知り得ましたが、当時まだ30代前半。
人生の大失敗を積み重ねている真っ只中。
もちろん、失敗を重ねているなど夢にも思わず、体重も底無しに増加し続け、現在との比較では凡そ23kgもの差があった時期です。
部署内で連日連夜、欠かさず酒の席。向かいのビルの地下、辻向の地下へと。
あるいは、お得意先からは重ねてのお誘い。
立場としては若かったので接待は上司が。こちらはそのリターンで美味しい思いをさせていただく。そんな日々が続きました。


少し逸れてしまったので、話題を元に戻します。
あれから30年ほど。
いま、宇宙規模の大転換機を過ごしていることに異論はないと思われます。

外側に繰り広げられる混乱は、もうほぼ見えなくなっています。
自分から「見にゆかない限り」は。
ただ、生身の体をお借りして体験をする地に生存している以上、心も感情も、大きく振れ幅のある現実という生活は続きます。

無理に蓋をしてしまって、負の部分だけを見て見ぬふりをする。
こうした「ポジティブごっこ遊び」も、もう卒業できた頃でしょう。
いずれも、包み隠さずそのまま受け入れる。そのまま尊重する。
曲がりなりにも、状況を俯瞰することだけは可能になったと感じています。

そして、ふと、その30年前の言葉が蘇ってきたのです。
「どうってことない」
「どうってことないやろ」

何も氣にするな。
大したことはない。

確かに。
いまだからこそ、その言葉の意味を噛みしめることが可能になりました。


でも、流れに身を任せているだけで、本当に大丈夫なのでしょうか?
その先は、落差・段差のある滝になっていますけれど…。

それなら、その落差の距離だけ落下するだけのこと。引力があるからな。
落下したから何が起きるというのか。

どうってことないやろ。
どうってことないんや。

当時の、その上司がお元氣がどうか、もう知ることはできませんが。
きっと、これからのシーズン、またキャンプに出かけてらっしゃることでしょう。

歳?
そんなもん、どうってことないやろ。
と。

わたしたちは一人残らず、
みな恵まれています。
満ち足りています。
ありがとうございます。感謝申し上げます。
弥栄(やさか)ましませ。
弥栄(いやさか)ましませ弥栄(いやさか)ましませ。
2023/06/22(Thu) 20:12:53 | New Age

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