背景ボケが出なくてもいい

AIパワーの進化は著しく、スマホカメラの絵にも自然なボケ味を生み出すようになってきた。
今、ここで感じるのは、
「別にボケなくてもいいよね?」と感じるケースが増えてきたこと。
昨秋(2018年秋頃)から、スマホカメラは、いわゆる写真を撮る道具としての一眼レフやコンデジとは「まったく異なった世界への進化」をはじめている。
もう単独で、別のフィールドに行ってしまった。と、FMラジオでもお話しさせていただいたように、AIパワーの自動処理は、とどまるところを知らない展開になっている。
特性上、絶対にボケが「出てしまう」一眼レフのような環境と条件の場合には、ボケを「出さない」深い被写界深度を得るために、シフトレンズなどの特殊機器を使い分ける苦労もあるわけで、元々ボケが出ない(出にくい)スマホカメラなら、それはそれでOKだろう。
まるで一眼レフのように美しいボケ...。といったような、新型スマホカメラのレビュー記事から感じる、その模倣の巧さをアピールする切り口ではなく、自分のステイタスを誇る能力をすでにスマホは獲得している。
必要に応じてボケを生み出したり、不要にしたり。いずれの結果をも生み出せる時代。
ニセモノはやめて!と思っていた感覚は、すでに過去のものになったのだと思う。
もちろん、広角系構図の絵で、ほぼ出ないであろう派手なボケ加工を施された作品に違和感を感じない。というわけではないのだが...。
【pringコミュニケーション進行中】
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2019/07/20(Sat) 20:58:38 | Smartphone Camera