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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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魅了するボケ味を手に入れる方法

平成の今、「見る者を魅了するボケ味・ボケ感を手に入れる」には、二つの手段をコラボレートさせたい。

photo by AKIRA MIYAMOTO

過去からこのBlogでは、写真のボケ味に関する投稿が多い。

フォーカスは面で捉える(2014.03)[ Link ]
ボケはレンズと絞りで出すものだ(2013.08)[ Link ]
ボケ表現は永遠の課題だ(2012.06)[ Link ]
「ボケた」だけで喜ぶのはもう卒業(2010.11)[ Link ]
浅すぎる被写界深度(2010.03)[ Link ]
ボケが注目されているけれど(2009.12)[ Link ]

カルチャーのクラスにおいても、手に入れたい最大の要望事項として数多くのお声を聞いてきた。
そして、教科書として以下の3項目が語られてきた。

a) より望遠側の焦点距離を使う
b) より絞りを開く
c) 被写体と背景の距離を大きくする(背景ボケの場合)


ところが、近年のスマートフォンの普及に呼応し、スマホカメラ(派手なボケは出せない)の絵に大きなボケを加えるエフェクトが幅を利かせている。
そして、写真のボケ感は「エフェクトやフィルターで後処理するもの」と思っている人も増えている。
それが良いか悪いか?といった論議はすでに終わったものと思う。

だが「撮影時に生み出されたボケ」は後加工でピントの合った絵に戻せない(特定の技術・機器の利用を除く)ため、撮影時点で想像力をかきたて望む結果を得られるように試行錯誤する。
これがカメラ・写真趣味の面白いところ。


詰まるところ、
撮影時点で、どの程度のボケが欲しいのか、どのような性質のボケが欲しいのか?といった楽しみを味わいながら、後工程の画像処理でさらに望ましい姿へと処理を加える。

「一枚で二度楽しめる」フォトライフを楽しみませんか?
という、何ともイイ時代になった。

食わず嫌いを言わず、両方のコラボを味わってみる。
それが「見る者を魅了するボケ味」を実現する、平成のデジタルフォトライフだと思うのである。
2015/10/09(Fri) 14:49:46 | Shallow focus

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