Autoを使わないのが玄人だと?

カルチャーで学ぶデジタル一眼レフ「ステップアップクラス」屋外撮影より。
午後からゆっくりめのクラスでは、太陽が絶妙な位置にあるので、こうした撮影には抜群の効果を得ることができる。
プラス方向への露出補正にはある程度慣れている方でも、マイナス方向への補正はなかなか難しい。
特に、カメラ内部の露出設定を評価測光でやっていると、ちょっとした光線の加減で露出がコロコロ変わる。
ここは、Mモード(完全マニュアル)でパラメータを全て自分でセットしてやってみたい。
被写界深度は、f2.8と決めて固定。ISO感度も固定。
明るさをシャッター速度で調整してゆく。
シャッターをすこしづつ切り詰めて(短く)してゆくことで露出値はマイナス方向にシフトする。
これを評価測光のまま、モードも「P」「Av」で露出補正だけをマイナス1/3、2/3...とやっていると、構図が微妙に変わるたびに、大元の全体の露出値が変わってしまうので、微妙なマイナス具合が把握できないわけだ。
Auto設定を意図的に使わないのが「玄人」だと勘違いしている意見も耳にすることがあるが、そういった判断基準では間違いを生むだけである。
結果が明確に約束されるかどうか。これがAuto設定を使うか否かの基準になる。
結果が約束されない場合には、Autoは捨てるし、結果が読めて間違いないアウトプットができるならAutoで良い。
AF(オートフォーカス)黎明期にはMF至上主義者がゴロゴロしていたが、今でも稀にそんなことを言う人を目にする。
「使いこなし」ができない人に、道具の機能・性能を評する権利はないように感じる。
2011/05/20(Fri) 11:02:38 | Aperture
Re:Autoを使わないのが玄人だと?
コメントありがとう。趣味の世界と仕事の世界を混同する人が多いのかもしれません。
趣味なら、好きなように拘ればよいですからね。