仕事初め

新年は丸三日間の休みで、人間も作業PCも休ませた。
ところが、それが仇となったのか、OSのHDDがダウン。
4日に起動したところロードできず種々条件を変えてみても無理...。
新HDDの購入に走り、徹夜作業での復旧作業に取り掛かった。
5日には画像処理講座の教室がスタートするし、6日は出張撮影が待っている。
作成データ類は別に3重に控えがある上、ドライブもそれぞれ別なので怖くないのだが、OSのドライブにはアプリケーションが入っているので、これをすべて再インストールしなくてはならない。
その前には、各ドライバーのセットアップもある。当然デフォルト状態では使用していないので、アプリケーションのセッティングという問題もあった。
3日間休めた頭に「活を入れる」には少し刺激が強すぎたきらいもあったが、順次環境を戻しつつある。
いろいろな方々から年賀状でのご挨拶もいただいたが、「○○も厳しい状況です」とか「世間と同じく厳しい時代に突入」などのコメントばかり。
「だからどうしたの?」「それだからどうするの?」...。
「だから私はこうします。だから当社はこんな画策があります。こんなアクションを起こします!」といった言葉が皆無なのが非常に残念。
おめでとうございます、と書いて、そのすぐ下にネガティブな言葉ばかり書き連ねる感覚にも違和感...。
今日の一枚は、あるメーカー様での撮影の様子から。2009年の初仕事である。
コンデジ、ブレてしまっているがご愛嬌。(ご迷惑をかけないよう商品にはボカしを入れた)
写っているお二人はこの会社の方。
企業はどこも経費削減。耳にタコが出来ている。
しかし、終日現場に立会いコーディネイトでご協力いただき、納得が行くまで撮影を行う。
当然、通りにくいであろう社内稟議も苦労して決裁していただいているはずである。
こうしたご尽力に応えるには何が必要なのだろうか?
一円でも安くすること...?
そんな理念は私にはない。
可能な限り要望に近づける努力、使用される状況を想定した上での納品データの作成、他、望まれると考えられる事項をアドオンする...。
当然、データは昨日に納品済みだ。
価格を下げる方向では、誰も幸せになれない。
その方法以外で何ができるのか?そこに頭を使わなくてはならないと思う。
他方、
「とにかく1円でも経費を削らなくてはならないから」という理由で、初出の社員撮影の仕事を断ってきたところもある。
改めて見積書提出を要望され、提出した後から上記理由で断りを入れる。
しかも「1円でも」削らなくてはならないのか、電話ではなくメール一通で。
同じ日本人なら、最低限の常識があっても良いはずなのだが...。
今年は、人間性と常識度が試される年になりそうだ。
2009/01/09(Fri) 16:21:55 | Information