顔を上げて周りの仲間に意識を馳せる

普通の市街地道路。
歩道に茂る街路樹。
近隣の方にとっては迷惑になる、そんな生え方かもしれません。
歩道を歩く者が、ふと顔を上げてみると見えてくる眺め。
時間に追われ、まるでスキーの「後傾姿勢」になったような感覚に囚われている心理状態では、ちょっとの「コブ」に乗り上げた瞬間に飛ばされてしまいます。
(スキーをなさる方にはストレートに伝わる感覚だと思います)
ゲレンデでは、顔を上げてしまうと姿勢が崩れ、前傾姿勢のバランスまで狂うのでタブーだったかもしれません。
でも、
日常のアスファルト舗装された歩道では、顔を上げてみると、こんなに元氣な生命が、今を謳歌しています。
多忙すぎると見えない風景。
連日、朝の5時半までデスクに向かい、タクシーで帰宅したあとシャワーを浴びれば再び出社。
激しすぎる着信で携帯のバッテリーが消耗し電源が切れると、嬉しくなった感覚。
食べ物を口にする時間さえも取れず、行き着いた先は真っ白なシーツが敷かれた固くギシギシと音のする平たい板。
点滴という名の付随物を体に装着され離せなくなった、冷たく空虚な空間でした。
いま、当時を思い返してみますと、
まさに「見ている風景」がまったく異なっていたことに氣がつきます。
もっと言えば、住んでいる世界が完全に違っていたのです。
自分の現実は自分の意識が創っている。その人体実験でした。
だから、何度も何度も繰り返して綴ります。
心に描くものが、タイムラグを経て自分の現実になります。
顔を上げてみませんか。
もっと深呼吸してみませんか。
日常のアスファルト舗装された歩道でも、顔を上げてみると、こんなに元氣な生命が、今を謳歌しています。
素晴らしい現実を、自分で創り上げる練習をさせていただけるこの地・この地球。
ありがとうございます。感謝申し上げます。
わたしたちは一人残らず、
みな恵まれています。
満ち足りています。
弥栄(やさか)ましませ。
弥栄(いやさか)ましませ弥栄(いやさか)ましませ。
2023/05/14(Sun) 21:39:36 | New Age