「何を使うか」ではなくて

大切なことは...
「何を使うか」ではなくて
「どのように使うか」だと思う。
道具は自分の手足となり、また時には声や文字に匹敵する力さえ発揮する。
携帯電話は、音声通話にとどまらずwebへの「どこでもドア!」であり、
コンデジは、写真撮影にとどまらず映像や音声記録の「アーカイブツール」となり、
手帳は、スケジュール管理にとどまらず「思考展開の場」となる。
コミュニケーションを図るには、より高機能を持った電話機でなくてはならない...?
写真を撮るなら一眼レフでなければならない...?
映像を録るなら高価なビデオカメラでなくてはならない...?
イメージを膨らませるには、大きな手帳でなくてはならない...?
形から入る方法も必要な場合があるが、目の前にある限られた道具を使って、いかに高度かつ高付加価値な仕事を遂行できるかが本当の実力なのではないかと思う。
当然、道具の違いによる歴然とした差があり、その道具でなくてはアウトプットできないものがあるのは事実だ。それが求められている場合に限ってはその考え方は必要だ。
○○でなければ、○○はできない。
ではなく、
○○だけれども、○○ができる。
と置き換える。
実際に、私はコンデジでも仕事をしている。
それは一眼レフには出来ない仕事でありそこに価値を創り出しているからこそ代価を得ることができる。
「形から入る」ことは一つの方法として有効だと思うが、「形から入る人」には違和感を感じる。
大切なのは「何を使うか」ではなく「どう使うか」だ。
5D mark2 50mm f1.4 ISO400 絞り優先AE f2.0 -1.0EV
2009/11/24(Tue) 23:05:47 | others