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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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TVクルーと共に-香港からの来客

IMG_2105.jpg

10月13日、日没と共にそのステージは彩られた。

これは、山頂へのロープウエイを貸し切り、そのゴンドラ内で結婚式を挙げる。
そして感動的な夕景と共に最高の思い出を作ってもらう...。
というイベントでの一枚である。

作られたドラマではない。本物のカップルであり、しかもそのお二人は日本人ではなく香港からのお客様。
ローカルTV局の取材も入り、一気に感情が高まる。


ビデオ用照明が入ったため、事前に描いた夜景重視の絵とは全く異なるものになったが、その場の判断でこのスポットライトを生かす絵作りに変更した。
ピンスポ半逆光のシルエットは「絵」になる。

内蔵露出計は全くアテにならず、単体露出計で測るヒマなど全くない訳で、全てのカットを「勘」だけを頼りに撮影する。
しかも今日はjpeg一発撮りのその場渡し。場の雰囲気につられてこちらの緊張も急上昇。


私はこのスチル撮影を仕事として行っているが、TV局照明アシスタントの方にVTR以外の場でも投光してもらうことで、こうしたカットを得ることができた。

ビデオプロダクションより、TV局クルーの人たちの方がスチルに対しての理解を持ち親近感を持って接することができるように思う。
報道現場でのスチルの重要性を認識している結果ではないかと想像する。

設備・機材の大きさや投資額ではなく、クライアントにどれだけの感動を伝えられるか?
それは映像も写真も関係がない。
尤も、零細個人事業者にはHDW-790(左奥に見えている機材)を自前で設備する資金は捻出できないのも事実ではある。

撮影現場では「そこのけ、そこのけビデオカメラが通る」という態度の「若いカメラクルー」が増えているように感じる...。
私はビデオも回すんですよ。と伝えた瞬間に態度が急変するケースもある。
どのような仕事でも、それなりの年齢を重ねなくてはならないのかも知れない。


主役のお二人には日本語が通じなかったが、こうした感慨深い思い出作りをする人たちが居る。
その記録に携ることができる、そして自分の感性をそのステージで表現することができる...
この自分自身の立場にあらためて感謝しなくてはならない。

標高690mの山頂は、既に寒風に包まれ冬の訪れが近いと感じた。
2007/10/14(Sun) 14:29:23 | photo blog

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