何ごとも目一杯に詰め込まない

目一杯に詰める。
それが良いことだと。
そのように無意識に感じてきたのかもしれません。
目一杯にスケジュールを埋める。
そうすることで安心する。
目一杯に時間を使い切る。
そうすることで充実感が感じられる。
果ては、
移動中の列車内で、スマホ片手に駅弁を口に掻き込む。まともに噛むことさえもせずに。
「俺は鉄の胃袋の持ち主さ!」と、豪語する人たち。平成初期のバブル期には、そうした人たちが溢れていました。
彼らの多くは、その後病院のベッドに横たわり、それを勲章にしてきました。
それを学びとして得たのであれば貴重な体験でした。
わたしも同じ過ちをトレースしたひとり。そして、あろうことか繰り返しました。
でも、いまも尚、同じことをずっと続け、
還暦過ぎたってさぁ。何を喰っても健康そのものさ!たとえ毒でもへっちゃらさ!と豪語する方々。
ええ、素晴らしいです。その恵みに感謝なさると尚よいかもしれませんね。
いつか氣がつく時がくるはず。と、暖かい心で見守ります。
同じだと思うのです。
目一杯に詰め込む。
余裕がないのは、何も胃袋だけではなく心の状態。です。
余白を作ってみると、そこには「新しいエネルギーが入って」きます。
そんな体験をしてみても良いのではないかな、と感じることが増えました。
捨てなければ入らないものがある。
でも、
それとともに、空白を作らなければ、その居場所がないのですね。
何ごとも目一杯に詰め込まないほうが良い結果が導かれる。
わたしは、失敗を繰り返したからこそ、その本当の意味を感じています。
その「隙間」に味わいがあると思いませんか。
詰め込まず。詰めすぎず。
恵まれています。
満ち足りています。
ありがとうございます。感謝申し上げます。
弥栄(やさか)ましませ。
弥栄(いやさか)ましませ弥栄(いやさか)ましませ。
2023/03/18(Sat) 22:01:42 | New Age