階調の意識をモノクロで磨く

しばらく制作編集・出荷の作業で、こちらはインターバルをいただいた。
続いて別案件、今年は春先以降も継続見込み。
昨秋から重点的に取り上げてきた階調に関する意識。
モノクロの調整を行うことで、よりわかりやすい体験ができるかもしれない。
黒い鯉は、潰れず柄が見えて欲しいし、金色の鯉も飛ばさずに一枚の中に同居させたい。
だが、植物の写り込みである影の部分は、漆黒の黒であって欲しい。
色情報がある(カラーの絵)時点では、金色の輝きやカラフルな色彩に意識が持って行かれるので、階調オンリーで表現するモノクロの絵を作り込むことで、データの上限下限や分布も見えてくるのではないだろうか。
更には、黒い鯉については色情報がある場合とは異なり、思いの外、目立たないため、構図や配置に対する部分にも意識を行き渡らせることになるはずだ。
2019年、飛ばして潰して・秒速SNS。といったスタイルは、既に過去になったことを感じる場面が多い。
自分で階調を作り上げる世界は、ますます面白くなる。
2019/01/26(Sat) 11:57:00 | Monochrome