じっくり一枚に向き合い作品を残す

以前の記事「明暗差を最大限に:LINK」で書いたような、自然界の風景でありながら、自らスタジオ照明をコントロール・作り込むような疑似体験ができること。
それが、画像処理の面白さのひとつではないかと思う。
この楽しみの沼に足を取られた人がまたお一人。新年挨拶を兼ねてご連絡をいただいた。
ポイントは、自分が伝えたかったことを伝えるための「階調」が表現されている点にあり、その結果を作り出すためのプロセスを楽しめるところにある。
こちらは、私の昨秋10月のアーカイブより。
左下のハイライトと、右下の瓦に見る黒の締まり具合。そして円形部分に反射する陽の光。
撮影時点では、自分自身が「一歩、左右どちらかに移動するだけ」で、見え方は変わってしまう状況。
そして、白と青の対比も印象的だった。
この瞬間の記憶が蘇るとともに、その気持ちを階調のコントロールに落とし込む。
最低でも、写真撮影は二度楽しい。
じっくり一枚に向き合い作品を残す。といった趣味の復活を願う。
2019/01/06(Sun) 19:43:04 | Img Processing