IIJmioのsimは黎明期のターボ車に似ている
IIJmioのsim(格安simサービス)は、ユーザー満足度といったような意識調査で常に上位にランクインする。大変素晴らしいことだと思うし、利用しているユーザーは本人が納得して使用する限りそれで良い。
私は、2014年にmineoを利用していたがiOS8問題で違約金を払い逃げ出した世代。
2015年にはIIJmioに移ったが、今2016年春に解約している。
最近は、sim freeの知名度が相当高くなり、ご縁のある多くの方からアドバイスを求められることも多い。
その中でIIJmioに対するイメージを話す場合に、クルマの例えでお伝えすることがある。
「初期のターボエンジン車」をご存知の方も多いと思う。ある程度の世代で車好きの方には理解いただくことが多い。
例えるなら、「信号ごとにStop and Goな街乗りにはストレスが溜まるばかり。」というイメージ。
初期のターボエンジンは、過給機の性能が現在ほど高くなく、エンジン回転数をある程度上げて物理的な排気流量が生じない限りタービン自体が十分に回転しないために出力が上がらなかった。
少し走ればまた停止...といったシチュエーションでは、低回転域のトルクが細くスカスカなため加速が非常に重く、並走する軽自動車に完全敗退。停止状態からの初期起動が重いのでストレスが溜まる(simサービスの初期読込速度のことではない。クルマの例え)。
しかし、それなりの距離を継続して走行するなら、エンジン回転数をある程度上げてキープできるため、排気流量が増え過給圧も急激に上がる。そして爆発的な加速を楽しめる。といった特性があった。
今、IIJmioのモバイルサービスを見ると、少し乱暴な例えながら、この出来のよろしくなかった時代のターボエンジンの特性や体感がオーバーラップする。
混雑時間帯が増え、結局、昼のピークタイム以外でも使いたい多くの時間帯で、とにかく重い。
反対にオフタイム(トラフィックが少ない深夜、早朝など)では爆速が出たりする。
スピードテストマニア?にウケるから、爆速!すごいよ!...的なインフルエンサーが増えるし、さらにもっとパフォーマンスの低いsimと比較すれば、安定してる!ってなことになる。
もちろん、ファン作りの努力もあろうし、S氏、D氏、O氏といった今では有名人となった中の人の存在も大きいだろう。また速度・レスポンス以外にも優れた点は多い。
だが、体感上は「多くの使用シチュエーションで非常に乗りにくいクルマ」(であった=解約済)。
他方「非常に乗りやすいクルマ」も他社のsimには存在している。
トルクウエイトレシオが高く、機敏に加減速が利くクルマは街乗りでもストレスが溜まらない。
但し400馬力だとかの絶対性能は備えていない。
しかしよく考えると「大半の使用シチュエーションである」街乗りではほぼ関係がない。
恐らくトラフィック制御がかかっているのだろうが、昼でも3〜5Mbpsは確保でき、夜も15〜20Mbpsほどしか出ないが、これこそが体感上満足できるサービスだと思う。
これをもって安定している、と呼ぶべきだ。
かつてドッカン特性のターボ車はスペック至上主義者にだけは崇拝された。何かこの部分も熱烈なファンが存在する点で似ているように感じる。
クルマのターボエンジンが、その後時代ととにレスポンスが向上し、街乗りでも体感的に無理のない設計になってきたと思うが、MVNOのサービスもこうした変遷を辿るのかもしれない。
私は、2014年にmineoを利用していたがiOS8問題で違約金を払い逃げ出した世代。
2015年にはIIJmioに移ったが、今2016年春に解約している。
最近は、sim freeの知名度が相当高くなり、ご縁のある多くの方からアドバイスを求められることも多い。
その中でIIJmioに対するイメージを話す場合に、クルマの例えでお伝えすることがある。
「初期のターボエンジン車」をご存知の方も多いと思う。ある程度の世代で車好きの方には理解いただくことが多い。
例えるなら、「信号ごとにStop and Goな街乗りにはストレスが溜まるばかり。」というイメージ。
初期のターボエンジンは、過給機の性能が現在ほど高くなく、エンジン回転数をある程度上げて物理的な排気流量が生じない限りタービン自体が十分に回転しないために出力が上がらなかった。
少し走ればまた停止...といったシチュエーションでは、低回転域のトルクが細くスカスカなため加速が非常に重く、並走する軽自動車に完全敗退。停止状態からの初期起動が重いのでストレスが溜まる(simサービスの初期読込速度のことではない。クルマの例え)。
しかし、それなりの距離を継続して走行するなら、エンジン回転数をある程度上げてキープできるため、排気流量が増え過給圧も急激に上がる。そして爆発的な加速を楽しめる。といった特性があった。
今、IIJmioのモバイルサービスを見ると、少し乱暴な例えながら、この出来のよろしくなかった時代のターボエンジンの特性や体感がオーバーラップする。
混雑時間帯が増え、結局、昼のピークタイム以外でも使いたい多くの時間帯で、とにかく重い。
反対にオフタイム(トラフィックが少ない深夜、早朝など)では爆速が出たりする。
スピードテストマニア?にウケるから、爆速!すごいよ!...的なインフルエンサーが増えるし、さらにもっとパフォーマンスの低いsimと比較すれば、安定してる!ってなことになる。
もちろん、ファン作りの努力もあろうし、S氏、D氏、O氏といった今では有名人となった中の人の存在も大きいだろう。また速度・レスポンス以外にも優れた点は多い。
だが、体感上は「多くの使用シチュエーションで非常に乗りにくいクルマ」(であった=解約済)。
他方「非常に乗りやすいクルマ」も他社のsimには存在している。
トルクウエイトレシオが高く、機敏に加減速が利くクルマは街乗りでもストレスが溜まらない。
但し400馬力だとかの絶対性能は備えていない。
しかしよく考えると「大半の使用シチュエーションである」街乗りではほぼ関係がない。
恐らくトラフィック制御がかかっているのだろうが、昼でも3〜5Mbpsは確保でき、夜も15〜20Mbpsほどしか出ないが、これこそが体感上満足できるサービスだと思う。
これをもって安定している、と呼ぶべきだ。
かつてドッカン特性のターボ車はスペック至上主義者にだけは崇拝された。何かこの部分も熱烈なファンが存在する点で似ているように感じる。
クルマのターボエンジンが、その後時代ととにレスポンスが向上し、街乗りでも体感的に無理のない設計になってきたと思うが、MVNOのサービスもこうした変遷を辿るのかもしれない。
2016/07/14(Thu) 14:21:20 | MVNO/SmartPhone