おいしそう!センサー?

洒落たカフェで、窓際の光を活かした撮影を行ってみた。
直射日光ではないが、外の光は相当強い。
対する室内には、目だった照明は点いていない。
そのままの状態で撮影すると、明暗の差がありすぎてこのカットのようにはならない。明るい部分は真っ白に飛んでしまい、暗い部分はもっと暗く黒くなる。
結果、ケーキの甘さを表現するような写真とは程遠いイメージになる。
この「最も明るい部分から最も暗い部分」という写真画像データとして存在できる範囲内に、極力多くの部分を収めることが重要になる。
このカットは、撮影時に銀レフで暗部を補い、露出補正もプラスに操作し撮った後、Photoshopで更にトーンカーブを調整している。
そんな面倒なことをしなくても暗い部分ができないようにすればいいんでしょ! 的に、内蔵ストロボでパッと正面光を照らしてしまう...。
のが、「カメラの自動モード」。
「自動的」に「おいしそうではない!」写真が撮れてしまう。
食べ物がおいしそうに撮れない理由は、このあたりに大半の原因がある。
人間がおいしそう!と感じても、カメラは同じようには感じない。
「おいしそう!センサー」が搭載されたカメラ。
膨大なデータとパターン化されたアルゴリズムによってできるのかもしれないが....。
2009/04/12(Sun) 23:13:25 | others