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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

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事業と屏風は広げすぎると倒れる

IMG_4184.jpg

湯木俊治 氏(東京吉兆)の言葉だそうだ。
マスコミを賑わせた「船場」ではなく「東京」の店だ。
同族グループでも、これだけスタンスが違うもの。

今日のカットは、開幕戦開始前のフィールドでの一枚。

単焦点(「短」焦点ではない。文字変換した後に確認するのを怠るとこうなる。いただくメールで最も多い変換違いは「連射」。正しくは「連写」だと思うが...)では、ここまでボケを表現できる。
EF135mm F2L レンズを、これでもf4まで絞っている。

よく、ズームと単焦点のメリット・デメリットが論じられるが、どちらも優れているところがあるのだから、それぞれの優れている点だけを利用すればよい。

ズームでボケが綺麗に出ない、とか解像感が甘い、とか...。
その替わり、任意に画角が変えられるのだからこんな便利なものはない。

ただ、ズーム倍率(広角から望遠までの範囲)を広げすぎると画質は極端に低下する。
メーカー純正レンズではなく、サードパーティ製の製品にラインナップされていることがある「超高倍率」ズーム。
それと、コンパクトタイプや民生ビデオカメラにもある「電子」ズーム。

いずれも、利便性(一本、一台でワイドもテレも自在に変更できる)は高いが、引き換えに画質と明るさ(開放f値)は低下する。
特に、電子ズームに至っては、本来の画角から一部分だけを切り抜いて拡大しているのだから画質云々以前の問題になってくる。

当然、その利便性を第一にするのならば問題はない。画質は二の次という判断をその時点で下している訳だから。
要は目的と手段のバランスだと思うのだが、良いところは忘れて悪いところだけを見て不満を言うのは本末転倒ではないか。

多くの場合、一本で全部こなせるから。と高倍率ズームを使って、画質が悪いとか背景が煩いとか感じることになる。
で、「どうしたらいいですか?教えてください...」となる。

目的と、手段としての道具が間違っている、ということだ。
ズームの倍率は「広げすぎない」ものを選ぶと希望に近づくかもしれない。
あるいは、明るい単焦点を手に入れるか。


何事も広げすぎないこと...。
事業範囲も広げすぎず身の丈に合ったものを心がけよ、という教訓。
ズームレンズから学ぶこと。
こんなところに焦点が合った。
2008/04/21(Mon) 11:14:00 | others

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