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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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休み明けの朝の処方

photo AKIRA MIYAMOTO
お盆は社会人の夏休みではないのだが、実際のところ同じような感覚になっている場合も多いのかもしれない。
多くの企業では、本日16日までを臨時休業としているようだ。

休暇最終日、明日の朝に備えて...。
過去に会社勤めをしていた時の話。
ある程度の休暇期間を終えた明けの朝、会社の自席に到着するまでの時間が非常に重要だった。

数日間仕事から離れ、頭と心はすっかり白紙状態。人によっては、まだ太陽ギラギラ夏の海...状態か、涼しい高原のキャンプ場かもしれない。
だが、通常の日曜あるいは土曜日曜の休みとは違い、それなりの期間を過ごした充実感もあり、仕事モードに切り替えるためのパワーはかなり蓄積されているだろう。また、現実に引き戻される苦痛も少しは和らいでいるだろう。

こうした感覚から仕事モードにスムーズに切り替えを行うべく、一日の段取りや仕掛かり案件の整理など、頭の中を整えつつ他の雑念に入り込まれないよう通勤電車をやり過ごす。
そしてオフィス所在駅の改札を出る。

この改札を出てから自席に着くまでの僅か数分間が勝負だった。
敢えて人通りの少ない裏通りを経由し、遠回りをして人に会わないように玄関を入る。
他の社員とは普通に挨拶する程度で軽くスルーし席に着く。

ここまでの間に、アウトドア派の直属の上司や、世代が近い先輩・後輩に出会ってしまったなら、その一日は台無しになってしまう。
「どこ行ってた?」「何してた?」「自分はこうだった。めっちゃ良かったわ。」
せっかく、辛いながらも仕事モードに切り替えつつあったのに...。
イラっとするのはこうした瞬間だった。

自分の場合は、瞬時に切り替えができない出来の悪い頭脳構造のようで、まるで巨大客船が離岸するかのようにジワッと少しづつ思考回路を切り替えなくてはならなかった。

現在はこうした通勤環境から離れて14年ほど経過し、どことなく懐かしささえも感じるのだが、似たような感覚の方々も少なくないのではないだろうか。

長期休暇明けの朝の処方。
SNSのタイムラインは見ないほうがその日の業務効率は上がるかもしれない。
自己顕示欲と承認欲求の強い人はランチタイムまで待って、ウォームアップに時間のかかる人に対する配慮が必要かもしれない。
2018/08/16(Thu) 11:51:05 | photo blog

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