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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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そのスクエアフォーマットに必然性があるだろうか

photo AKIRA MIYAMOTO

先の記事「二刀流であれ」[ 2018年8月6日:Link ]のように、真俯瞰(真上から見下ろす構図)が目に馴染み、現在のスタンダードだと感じるようになってくると、同じくスクエアフォーマット(正方形構図)も親しみを感じるに違いない。

いずれも、Instagramに端を発した一つの流れであろうが、写真を楽しむ・表現する。といった観点からは、スクエアに押し込むことによるデメリットのほうが多いのではないだろうか。
弊害となる理由は、ここでも過去から何度も書いている。

写真は、縦構図でも横構図でも表現する方法があるにも関わらず、一つだけに制限され「額縁のバリエーション」が1/2になってしまう。
正方形に押し込むことにより、フレーミングや被写体配置の自由度・ダイナミックさが狭められてしまう。
イメージセンサーの長辺側が無駄になってしまう。
見る側は、逃げ場がないために苦しさを感じる。(この苦しさがアイキャッチの効果に直結するわけだが...。)

といったものだろう。

では、メリットは何だろうか。
それは、SNSにおける親和性だとか、文頭のような時代の流れに則ったフォーマットとして親しみを感じるため、アピール度や好感度アップに結びつく。
といったところだろうか。

詰まるところ、コマーシャルベースでのアイキャッチを目的とした用途では効果的。
だが、写真趣味や写真表現としては、手段が半分・額縁が半分になってしまう。

流行りだから...、
みんながやってるから...、
だからスクエアで撮る。

いや、もちろん難しいことを、いちいち考えろなどとは言わないしそんな必要はないと思う。
ただ、そのスクエアフォーマットに必然性はあるだろうか。

撮る人の、撮った時のテキトー感は、その作品に如実に表れる。
2018/08/07(Tue) 22:02:11 | Composition

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