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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

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二者択一しかない世の中

デジタル思考というのか?(2009年12月31日記事)[ Link ]で書いたことがあるが、以降8年近くの時間が流れた現在、更に「二者択一」的判断が幅を利かせる世の中になってきた。

YesかNoか、正しいか誤りか...。
そんな単純選択しか結果を求めない風潮。

もちろん、事を細分化して行くと、最終的には二者択一判断の積み重ねによって物事が動いているのだと思う。まさにデジタルデータを符号レベルで解析したかのような感じとでも言うのか。

だが、表面的な二者択一判断を繰り返していると、イレギュラーな事項が発生した場合に必要とされる「何を優先しどう判断するか?」という総合的な思考能力が落ちてしまうリスクはないのだろうか。

AIに仕事が奪われるかどうか?を心配する以前に、どこへ行き何を食べたか...といったようなビッグデータの一つひとつを、せっせと日々SNSへ蓄積することに精を出している限り、自ら条件を悪くするばかりかもしれない。
同じように、自分自身が◯か×かしか判断しない生活を送ることは、自らの思考能力も閉ざしてしまっているのかもしれない。

世の中が便利になることは大いに歓迎したいし、AIがどんどん賢くなるのも避ける方向にはないだろう。
こうした環境の中で、自らのポジションや判断基準をどこに置いているか?という客観的な思考を忘れてはならないと思う。

AIが飛躍的に進歩する将来、あなたは単純判断しかできない人間であり、世の中の役に立たないとマークされている。存在・必要性が低いためリソースの無駄と判決が降りたので抹消する...と、クルマをハッキングされて事故死を装い消される。といったSFのような最期を迎えることだけは真っ平御免こうむりたい。
2017/08/16(Wed) 17:29:31 | others

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