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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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話をすり替える人たち

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「今の自分の仕事も満足にこなせない輩が選挙だ何だと騒ぐな。」といった文字をwebで目にする。
そして「投票に行く必要なんてねえし、君一人が何をしようと何も変わらねえよ。仕事キッチリやって結果を出すのが先だろ!」と。

若者に向けたその言葉には一見説得力があるように見える。
目の前にあるやるべき仕事もパーフェクトにできないなら、何をやってもダメだぞ、といった「その一面において」は...。

しかし、自分の意思を票に託すことと、やるべき仕事を全うすることとはまったく関係が無い。
いい加減なことをするなよ、といった、いかにも思いやりのある正論のアドバイスを発信しているかのごとく装い、若者をダメにする類の情報だ。

私は、思想家ではないし活動家でもない。
だが、若者が日本を誇りに感じ、我が国を発展させようという気概を持たねばこの国の未来はないのではないか。

黒か白か。ではない部分も、もっと知っておく必要がある。
阪神淡路大震災の時、北海道旭川ナンバーを掲げた消防車が神戸の街を走った。目前を走り抜けるその赤い車体は思いのほか大きく見え、遥々1,500kmを超え応援に駆けつけた姿に涙が滲んだ。
この時、法律に縛られた自衛隊は自由に動くことができなかった。
道路を塞ぐ倒壊家屋には手を触れることができず、二輪の通行もままならない。
しかし、住民は近隣の土木会社に重機による撤去を依頼し、自らの家屋を涙を流しながら撤去し道路を確保した。その自分の家の木材片を避難所のドラム缶に「薪」として焚べ、多くの人への暖としたことを知る若者はどれほどいるだろう。

そして今、
コーランが唱えられない、と日本人を含む外国人が惨殺される事件。
日本には9条があるから手を出せないんです...、なんてことは海外においてはまったく関係がない。
また、東シナ海においては一触即発。スクランブル発動しても何もできないことを盾に、人の家の目前で挑発する。勝手に来るなよと示せば「そこは我の家、文句あるのか。」と返される始末...。


何が必要で何が不要か。ではなく、それによる影響を考慮すべき。
何が良くて何が悪いのか。ではなく、それによって今後がどうなるかを考えるべき。
結果が出たか出なかったか。ではなく、成果があったことを更に伸ばすこと意識すべき。

二者択一ではなく、さまざまなバランスを考慮しながら自らの意志決定をすることが大切だと思う。
一つだけはっきりしているのは、世界を相手に考えなくてはならない時代であるということ。
自ら崩壊する若者を増やしてはならないし、webにある情報を取捨選択する眼識が求められる。

2016/07/08(Fri) 12:23:51 | others

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