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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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そのフィルターに意図があるのか?

photo by AKIRA MIYAMOTO

もう随分と前のメールに記載された一言。
「フィルター嫌いの先生はご覧にならないかもしれませんが、よろしければ見てやってください...。」。

最近、この方のアカウントは消えBlogも無くなった。
フィルター万歳!だった人。


単にフィルター処理そのものの好き嫌いで言うのではなく「そのフィルター適用に意図が見えない」から評価できないのである。

なぜ、その色カブリを発生させるのか?
なぜ、その階調を破壊するのか?
なぜ、そのコントラストを破壊するのか?

適用する理由が見えない。

もう耳タコだが、パッと見の意表をついて「いいね!」を集め、トラフィックを増やすためのマーケティング手法の媒体に、こともあろうか写真が使われてしまった...。

だから意外性だけを与えればそれでいい。
そんな時流。

しかし、こうしたフィルターを適用している作品に「明確な意図が見えない」。
だから写真作品としてのアピール力に欠けるのである。
結果として、汚さだけが表出し、料理写真は腐敗する。


この点がガッチリと押さえられている作品は見る者にメッセージが伝わる。
単にフィルターが良いか悪いか?ではない。

あり得ない階調や色彩を盛り込み、ギラギラの画像処理をしてみても良いと思う。
画像処理は撮影とセットで考える時代。
そこにメッセージが込められているならば...。
2015/11/10(Tue) 21:00:12 | Img Processing

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