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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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郵便局で格安スマホ?

数日前の記事で、郵便局でも格安スマホ販売...。といった話題が流れた。

これは、ちょっと大変なことになるのでは?と感じたが、よくよく見てみると、IIJmioのカタログを郵便局に置くだけ。
実際のsimカードや本体セット、流通まで郵便局向け販売の専用窓口がIIJに作られ、当該部署が担当する。ということらしい。郵便局はカタログを置くだけ。

例えるなら、
〇〇電鉄が求人情報誌に参入!と伝えられるも、求人情報フリーペーパーが電車の駅に置いてあるだけ。
といったイメージか。

このような伝え方。大きな違和感とともに選挙時期をも勘案した、バックグラウンドに存在する「何か扇動的」な大きな力を感じてしまう。
何か目に見えない統制とでもいうべき恐ろしさ。
私は、IIJのsimもFiberも卒業した。

MVNOの安定性とは?IIJmioを解約したワケ(2016年6月)

MVNO各サービスでは「時間帯による通信速度の極端な差」が目立つ。
文句があるならキャリア回線でいいだろ!では話が続かないので、その論点はここでは除外したい。(実際にキャリア回線は残してあり利用している )

先月「IIJmioを解約」した記事を書いたが、私の使用環境では、時間帯による通信速度の差が「極端」すぎる点、そして、遅延が激しい点が問題だった。

同社の速度は、昼のピークタイムは下り約0.3Mbps程度しか出ず、pingが300ms近くに達した。
ところが、オフタイムになると下り50Mbpsをオーバーしたりする。

もちろん、サービスがダウンしたり...というのが無い(少ない)ことも安定性だと思うが、最近では致命的なダウンは僅少だと思う。それよりむしろpingが300ms近い品質こそ、タイムアウト等のトラブルを起こすのではなかろうか。

安いんだから混雑時は遅いよ...。は理屈としては納得していた。しかし、数社のサービスを契約するうち「ピーク時にもさほど低下しない」会社も数社あることが判ってきた。

それは速度測定サイトに最適化された数値ではなく、実使用において。
深夜等のオフタイムでも下り20Mbpsは超えない。しかしピークタイムでも下り2〜5Mbps程度がほぼ確保され、pingも30から50ms程度に収まる。

私は超高速をスマホに求めていないが、だがピークタイムにもそれなりの性能でなければ使用に耐えない。
爆速は出ないけれど速度も遅延も極端には変動しない。
これを「安定性」と呼ぶのではないかと思う。そうしたサービス提供会社へ乗り換えざるを得なかった。

IIJmioは安定しているよ...、といった記事を見るにつけ、安定性とは何か?と疑問符が頭をよぎる。
時間帯による差が100倍以上出てしまうのがMVNOだよ、格安なんだし...。
ではなくて、もう少しバラツキの少ない品質(他社では実現している)でなくては満足に使えない人たちも出てくるのではないか。

IIJmioは、iOSアップデート時の迅速な対応など素晴らしい展開をしているものの、肝心の回線速度に著しい乱高下と激しい遅延が続き、品質低下が解消しない状況で「安定」の言葉を口にするのは控えたい。

優れたサービスとは、回線品質以外にも語るべきポイントがあり、総合的な判断が必要であることは理解している。
しかし、利用者のトラフィックにより激しく品質が乱高下するにも関わらず、そうした状態が「素」のまま?反映されることを安定性と呼ぶのだとしたら認識を変えなくてはなるまい。

(私が失敗したように)盲目的に過去の企業ブランドをオーバーラップさせるユーザーイメージと共に、webマーケティングやファンミーティングを巧みに活用することで、利用者に心理的な満足度を与えるのも一つの成功事例なのだろう。
残念ながら、そこに客観数値で示される回線品質との関連性は見出せなかった。

MVNO選びは更に多様化

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MVNOサービス「IIJmio:高速モバイル/D」 を解約。
同社に対しては、過去、企業に在籍していた時代に数多くの実績に基づく大きな信頼を置いていたことがある。
だが、平成のこの時代、個人向けサービスにその延長線上の信頼感を抱いたのは、自分自身の単なる妄想に過ぎず大きな間違いであった。

MVNOを利用する目的はコストダウンが最優先であるが、
「安かろう悪かろう」的なクオリティでは、自分の利用環境においては使用に耐えなかったのである。
昼間の速度は、私の利用環境においては使えないレベル、且つ遅延が大き過ぎて用途によっては目的を果たせない。
当然、品質・速度云々を言うならキャリアの回線を利用すれば良いだけのことで、実際にキャリア回線も複数維持している。
なので、その差異にクレームをつけるものではない。

問題は、多くのサービス提供会社がコスト面でもほぼ横並びの中、同社とは比較にならないレベルのクオリティを提供している会社も存在している点にある。
MVNO5社のサービスを実際に利用したうえでの結果である。

企業ごとにサービスレベルは異なって当たり前で、品質もレベル差があって当然ではある。更には何を重視するのかも。


同社は、ファンミーティングやOSアップデートへの極めて迅速な対応など、大変素晴らしい面も備えてはいるものの、「回線接続品質」という根幹部分が甘い点に大きな違和感を感じる。
webでは、巨大なユーザー数の割にこの速度は立派、だとか、
テキストベースならランチタイムも問題ない、
といった「擁護」的なコメントが目立つ。
だが、そのような別格扱いは私にはできなかった。


大変失礼ながら「数」を手に入れることができる個人ユーザー市場での資金は、他業務へ投資するための手段であるのかもしれない。
「数」を追い「数」を得るために、過去ブランドの切り売りをしているとさえ感じてしまう。
だが、
「過去の看板」や「過去のブランドイメージ」で妄想を膨らませたのは、単なる自分の過ちでしかなかった。
似たような「昭和の証人」は結構多いのではないだろうか。


「基本は回線品質」である。という原則は、例え格安の世界であっても崩してはならず、他の要素や役務で穴埋めすべきではないように思う。

MVNO選びは、更に多様化しはじめた。
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