iPhone内蔵フラッシュの使い道

今日のタイトル「iPhone内蔵フラッシュの使い道」。
フラッシュは一瞬だけ撮影時点で光るもの。
だが、iPhoneの内蔵フラッシュ(他の多くのスマホでも同じだろうが)は瞬間の発光だけではなく、定常点灯(ずっと点灯したまま)ができる。iOS7からは懐中電灯的な使い方ができるようコントロールセンターの左端にアイコンも出来ている。
さて、今日はそんな話ではなく、テーブルフォト撮影時に役立つ複数台のスマホやタブレットをお持ちの方にとっておきのお話しを。
一台のiPhone(この写真では息子のiPhone5)をチョコレートの向こう側で点灯させている。照射範囲が狭いのが幸いして雰囲気が出る。
こちら私の撮影するiPhoneではフラッシュは発光禁止。
撮影側カメラの内蔵フラッシュは使わない。これは商品撮影時の基本中の基本。
照明としてもう一台のiPhoneに活躍してもらうわけだ。こんな使い方が良い結果を導く。
撮影には2台そして2名必要になるが、スマホとタブレットやガラケーなど点灯できる機器はかなりありそうだ。
あと、テーブルの上に無造作に置くと質感が台無しなので黒バックを...。
しかしバック紙はリビングには無いので、大変失礼を詫びながら現在休業中の「Think Pad (IBMロゴ時代の)」の上に商品を置かせてもらった。
Fotorで調整しiPhone内で写真が完成。Photoshopに渡して、奥に少し見えてしまった「IBM」のロゴを消しクレジットを入れて完了。
スマホの内蔵フラッシュは、自身を光らせると写真が台無しだ。
こんな使い方で十分にアピールする写真が手に入る。
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「階調」も判らない?

「色」に対する感覚を麻痺させてしまった次には、
「階調」を感じることもできなくなりつつある。
「階調」?何それ?
インスタのフィルターでやっちゃえば十分キレイけど何か?
と、のたまう人が増えてきた。
スマホには大変優秀なHDR機能がある。
Onで撮った絵、Offで撮った絵を見比べてみると良い。
差が判らないほど感覚が鈍ったか、既に麻痺しているか。
味が判らなくなった。
音や響きが判らなくなった。
そして次は、色と階調...。
テクノロジーの進化とともに、人間側は退化するのだろうか。
次世代に、感性と芸術、文化を継承するのは今を生きる世代の役目ではないかと思う。
色って何だろう?

「色」。
動物の一部や他の生き物には色は見えないらしい。
人間の感覚とは凄いもの。
ギトギトにブライトネスを盛り、明と暗しかない階調を破壊し尽くしたソーシャルメディアに溢れる写真...。
人間だからこそ見えている「色」に対する感覚。
もっと大切にしてみないか?
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Fotorかなり良いと思うが

Fotorはなかなかいいのではないか。
iPhone5s カメラに、iOS版"Fotor"でクレジット記入前までの絵が上がる。
だが、ボケだけはレンズと絞りが生み出すものとは違い、かなり違和感があるが。
フォーカス位置は、同一距離にあるものを「面」で捉える。
加工でやってしまうボケは、同心円状になるのがよろしくない。
お遊びと作品撮りの間を狙うには良いかもしれない。
今日は煩いことを言わずお遊びのフィールドに入ってみた。
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「鉄道のある風景を撮る」を実施

神戸新聞文化センター新長田KCC様での公開講座「鉄道のある風景を撮る」を開催させていただきました。
初回の「鉄道写真を撮ろう!」とは趣きを変え、風景写真を主体として実施。
残念ながら、今回も小雨混じりの天候で納得の絵を手に入れることはできませんでしたが、イメージは掴んでいただけたものと思います。
ご参加ありがとうございました。
出張撮影研修が続きます

一気に秋の空気が漂いはじめた。
学びの秋なのだろうか、出張撮影研修が連日続いている。
研修講師派遣のご依頼をいただく企業、団体の皆様のおかげ。感謝しております。
今回の撮影研修では、コンパクトデジカメの方にもこの写真と似たような絵を収めていただけたはずだ。
カルチャーの写真のクラスでも、各種講演会でも毎回お話しさせていただくことがある。
それは、コンパクトデジカメであっても印象的な写真は撮れる、という点。
だが、機材が違っても同じ絵が出る、とは決して言えず、品質面では明らかに差が出る。
特にレンズやセンサーの能力差は絶対的なものがあり、コンデジと一眼レフでは結果を比べるまでもないのは事実。
しかし、僅かな知識を活用することで「見る人に対しアピールする写真」が手に入るものだ。
そこに露出やレンズ特性を絡めて行くことで、更に表現の幅が広がる。
「結果を変えたいのなら、何らかの操作と、何らかの条件を整える」必要がある。
それは、ほんの少しの操作や、ほんの少しアタマを使うだけで良い。
各所で撮影研修にご参加いただく方々にご満足いただいているのが何よりの証。
出張撮影研修、新たなご指名をお待ちしております。
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イベント・セミナー・各種教室のご案内(2013 vol.5 - Autumn)

「鉄道写真を撮ろう!」シリーズ、秋も開催いたします。
今回は「鉄道のある風景を撮る」。
今春4月開催時には、開講が二日間に渡ったためにご参加スいただく方のケジュール調整が難しかったことと、肝心の現地撮影の日には天候に恵まれなかったことが悔やまれます。
今回は、天気予報を見る限り問題なさそうで期待が持てます。
午前中に講義、午後実務撮影、で一日完結。
車両編成だけではなく、周囲の風景、背景まで含めたイメージを収める予定です。
お申し込みは:
神戸新聞文化センター新長田KCC : 078‐611‐1118
新長田(公開講座)までお願いいたします。[終了いたしました]
構図わかんな〜い、という前に。

もともと、全く同じ機材、全く同じ設定、同じ場所で同じ時間に同じ構図で撮れば「誰でも同じ絵」が手に入る。それがカメラであり写真である。
近年のカメラの性能向上はとどまるところを知らない。
なので、露出や色など設定に関する部分で更に「印象的な結果」が出せる方向に自動化が進む。
しかしながら、最も差別化が実現でき自分らしさを表現できる要素が「構図」である。
これだけは撮影者の考える切り取り方により千差万別。十人十色だ。
そして近年、「構図の悩み」を訴える人が増えてきた。
「構図がイマイチ」「どう切り取るのが良いか判らない」...。
かなり過激で私見に過ぎないが、とまず初めにお断りしておく。
本気で構図を磨くなら、構図わかんな〜い。と言う前に「スクエアフォーマットは遊びだけに留める。あるいはやめる。」ことだ。
ましてフォトコンにも挑戦したいのであれば、スクエアではなく2:3の縦横比が持つ緊張感をもっと知るべきだろう。
スタジオマンになるのであれば反対にスクエアを勉強しなくてはならないだろうが。
先般は横構図だったので今回は縦構図にて。
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「撮り捨て」は被写体に対して失礼ではないだろうか

シーズン真っ盛り。
コンパクトデジカメでも、スマホカメラでも、気負うことなく気軽に撮影を楽しむのが良いと思う。
但し、使用する機器や設定によって結果は大きく変わってくる。
ここが写真撮影の面白いところだ。
見ていただく方に更にアピールする作品を得るために、色々なことを考えアタマを使う。
だが世の流れは逆方向...。
アタマを使うのが面倒なのかどうか理解に苦しむが、いい加減に撮って、失敗作もカッコ良く見せられる?というお手軽エフェクト処理に走る。これは画像処理の分野とは全く違う。
肝心の「なぜ失敗したか?なぜアピールしないか?」について省みないため、いつまでも失敗作を量産する。
そして撮影者の「テキトー感」は見る人にもそれとなく伝わるから、いずれ飽きられてしまう。
写真よ高尚であれ、などというつもりはないが、テキトーに撮り、写真を「使い捨て」「撮り捨て」にしているようでは、被写体に対して失礼ではないだろうか。
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何も考えずにキレイに撮れるというコンセプト

撮影者が「カメラ操作・設定という部分を何も考えずに」レリーズするだけで一定水準以上の絵が手に入る。というコンセプトは高く評価されるべきものではないだろうか。
但し、功罪いずれも当然あると思われるが。
iPhone5s Camera。
インプレの意図は無いので、画角3:4から2:3への長辺トリミングとともに僅少なレタッチは行っている。
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昼から夜への橋渡し

秋風の季節。
この時間帯が最も美しい。
過剰にブライトネスを盛らず、
極端なコントラストでシャドウを潰さず、
しかし、オリジナルでは伝わらない空気感を炙り出し更にアピール度を上げるのが画像処理の神髄。
オリジナルデータを後処理で崩壊させた写真がwebに溢れ返っている現実。
お遊びエフェクトで麻痺させてしまった、写真に対する感性を呼び戻すには、自らパラメータをコントロールできるフォトレタッチスキルを磨くことしかないのではないだろうか。
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