スイッチングのセンスに疑問

某国営放送、日曜日のある番組。
年度替りでレギュラーとは異なる内容での番組が流された。
それは問題ではないのだが、放送全編を通してスイッチングのセンスが一般的な感覚と大きく異なり、かなり後味が悪い思いをした。
この感覚は、私だけではなかったはず...。
音楽演奏会収録の経験が少ない(もしくはスキルが低い)と思わせるスイッチング...。
強烈であったのは、指揮者正面足元のリモートカメラ。
弦は対向配置だったので、時折チェロの弓がカメラに被る。
その弓が、あるときは指揮者を突き刺すように、そして首を切るように横切るのである。
大抵の場合、直ぐに別アングルのカメラに切り替えるはずなのだが、串刺し・首切り状態がずっと続く...。
また、必要なときに必要な画面展開(ソロ楽器アップ等)に切り替わらなかったり、コーダ以降の「寄り」「寄り」「寄り」の連続も食傷気味であった。
このセンスで収録したものを放送し、クレームは無いのだろうか?
今年度も国会で予算確定した、とのことだが大丈夫?
「人の振り見て我が振り直せ」という教訓だと感じた。
今日の一枚は、先日の収録ホール。まもなく本番を迎える。
ここには幾度となく訪れるが、いつも落ち着く。
有難いことである。
現場では、リスキーな収録は避けなくてはならない。
まずは心の平穏から。
2008/04/02(Wed) 00:09:14 | others