何でも極端にすれは良いのか?

いわゆる「インパクトを与える方向への自動補正」というパラメータには、コントラストとブライトネスを極端に上げて処理するものがある。
極端に暗く撮っても、その中に「光を感じる部分」があったり、反対に過剰なまでに明るめに撮っても、そのギリギリのところまで「階調が残っている」から表情豊かに見える。
ローキー、ハイキーという表現はこの階調が命。
他方、見る者に対しハイコントラストでストレートに圧力をかけてくる絵もある。
どちらが良くてどちらが良くない、というものではない。
これらは、撮影者の意図が第一であるはずなのだが、世の流れは「とにかくハイコントラスト、とにかく高ブライトネス、とにかく高彩度」に処理すれば良いといった感じになってきたようだ。
何でもとにかく極端にやればいいんだ、という単純発想ではなく、両刀使いでありたい。
と思う。
2013/06/17(Mon) 11:46:20 | Img Processing