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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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自分の意図で撮る写真

バーカウンターの雰囲気を写してみたい

機器の性能が飛躍的に高まり、人間の能力をはるかに超えるようになると、人間は何をする必要があるのだろうか?

Auto focus が、その速度と精度で人間の目を凌駕したのはもう何年も前の話。
Auto exposureは、シャッターが開くまさに直前の露出を調整する。

だが、それぞれの機能と特性は極めて優れた性能でありながらも意図しない結果を生むことがある。機器はプログラムされ動作指定された通りに働いているのだが、「この場合は違うんだよ!」という例外的な条件下では、本来の機能とは異なる結果が求められる。

ここを間違えずに自分で補えば良いだけのことなのだが...。
この機能は未完成、だとか、メーカーが精度を高める努力を怠った...など、批評家が酷評する。
機器は道具なのだから、異なる結果を求めたい場合には、望む結果になるように人間が操作をしなければならない。
これを「道具を使いこなす」と呼ぶ。

バーカウンターの雰囲気を伝えるように、色調(色温度・ホワイトバランス)や明るさ(露出補正)やボケ具合(絞り・レンズ選択)、そして構図を「自分の意思で」コントロールすることこそ「写真を撮る」と呼ぶのではないのだろうか?

機器のオペレーターに徹してばかりで写真を撮る人が少なくなってきているように感じる。

新講座「仕事に使う写真術」開講

仕事に使う写真術

学びの秋。新たな講座を開講します。
【仕事に使う「写真術」】[ Link ]

企画や広報の部署で自社商品のちょっとした写真やweb用画像を撮ることになった...。
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詳細は
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ご参加お待ちしています。

やっぱりまず慣れることですね

明暗差のある被写体は露出補正を活用して

○○の撮り方は?
xxの撮影ポイントは?

色々な質問が届きます。
でも、答えは一つではないので、こうしたシチュエーション別に蓄積して行こうとするとそれこそ無限に覚えることが出来てしまう。

カメラは道具なので、まず手に馴染むように使ってみることが必要。
私自身も、新規導入のボディはまず手で持ってファインダーの具合やシャッターストロークの感触を確かめることから始める。

触らずに、知識だけを詰め込んでも、結局はその場に及んで「この場合の知識はどの引き出しに入ってたっけ?」と、なってしまう。

慣れる、とは、何枚も撮ってその結果を背面モニターで確かめることでもある。
特に露出についてのそのカメラ特有のクセを知るには、撮らないことには判らない。

照明を消した室内でキャンドルを灯したバースディケーキはどうやって撮りますか?
という質問には、露出補正がポイントだとお答えするしかない。

極端に明るい炎に引かれてアンダーになるカメラもあるだろう。
画面の多くの面積を占める暗い部分に引かれてオーバーになる機種もあると思われる。

露出制御や測光パターンによっても大きく変わってくるので、答えはひとつではない。
自分で慣れてその機種独自の傾向を掴むこと。
これが慣れるということだと思う。

私の17歳は、もう31年も前...。でも当時の記憶は鮮明だ。
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