アンド・エム宮本陽/宮本章光ブログヘッダーイメージ

宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

Archives [All Entries:2620]

一手間だけ追加してみる

ステップアップクラス撮影

昨日のステップアップクラスでの撮影より。

ステップアップクラスでは、一工夫、一手間だけを追加して「より魅力的な写真」を撮る体験をしていただいている。
今回もポイントとなる「光の質」を意識してみた。

基礎クラスの授業では悪者扱いされている?内蔵ストロボでも、ここまでの写真がアウトプットできる。
手のひらサイズほどの晒一枚で、ストロボ部分を覆う。
被写体奥の上面にはレフ板一枚。
最後に、マニュアルホワイトバランスでその場の色に合わせる。

bodyは、既に引退の老体 EOS 40D。
lensは、50mm f1.4 をf2.2に絞った。

そして驚きの内蔵ストロボ発光で...。この一枚。

もちろん、高価な照明機器を厳密に設置したものと同じになる、とは言えないが、光をやわらかく回してやることでこのイメージが実現する。

Hさん(パンのご提供有り難うございます)オススメの”アーモンドのパリパリ感”は伝わるのではないだろうか?


高価な機材をまず揃えてカタチから入るのがだダメだとは言わないが、光の性質を知らずして「機器・機材コレクター」で終わる人は、前の記事にも書いた「使いこなし」とは無縁の世界で迷走することになる。

昨日も「撮影が楽しい!」「撮りたくて撮りたくて!」との皆さんの言葉をいただいてクラスを終えた。

Autoを使わないのが玄人だと?

デジタル一眼レフスクール屋外撮影

カルチャーで学ぶデジタル一眼レフ「ステップアップクラス」屋外撮影より。

午後からゆっくりめのクラスでは、太陽が絶妙な位置にあるので、こうした撮影には抜群の効果を得ることができる。
プラス方向への露出補正にはある程度慣れている方でも、マイナス方向への補正はなかなか難しい。
特に、カメラ内部の露出設定を評価測光でやっていると、ちょっとした光線の加減で露出がコロコロ変わる。

ここは、Mモード(完全マニュアル)でパラメータを全て自分でセットしてやってみたい。
被写界深度は、f2.8と決めて固定。ISO感度も固定。
明るさをシャッター速度で調整してゆく。
シャッターをすこしづつ切り詰めて(短く)してゆくことで露出値はマイナス方向にシフトする。

これを評価測光のまま、モードも「P」「Av」で露出補正だけをマイナス1/3、2/3...とやっていると、構図が微妙に変わるたびに、大元の全体の露出値が変わってしまうので、微妙なマイナス具合が把握できないわけだ。

Auto設定を意図的に使わないのが「玄人」だと勘違いしている意見も耳にすることがあるが、そういった判断基準では間違いを生むだけである。

結果が明確に約束されるかどうか。これがAuto設定を使うか否かの基準になる。
結果が約束されない場合には、Autoは捨てるし、結果が読めて間違いないアウトプットができるならAutoで良い。
AF(オートフォーカス)黎明期にはMF至上主義者がゴロゴロしていたが、今でも稀にそんなことを言う人を目にする。
「使いこなし」ができない人に、道具の機能・性能を評する権利はないように感じる。
84671257
rss_logo

New Entries

Archives / Serch

Categories