実際に使用するサイズで

フォトレタッチソフトを使いこなし、より印象的な作品に仕上げる、といった「本道」を追求したいと考える方々も増えてきた。エフェクト遊びとは別の道が一本走っているのは嬉しいこと。
ここで留意しておきたいことは、最終アウトプットとして使用する画像サイズ(ピクセル数)で確認をすること。
昨今のカメラから出力されるデータは巨大であり、写真全体を見るためにはかなり縮小した状態のプレビューとなってしまう。それは24inchクラスのモニターで見ていても25%表示や12.5%表示でなければ全体を見渡せない。
使用目的がwebであれば最終的にリサイズすることになるが、各処理を終えたあと必ず使用目的のサイズ(100%表示)に仕上げて確認をしておきたい。
縮小表示の状態では、細部の解像感やモアレ、微妙な絵柄による色調の変化などが正確に表示できていない可能性があるためだ。
また、元サイズのまま無料ブログ等に放り込んでサーバー処理に任せる(それ以外の方法を知らない)という方も多いかもしれないが、お任せリサイズでは画質劣化も大きく、最近では過剰なシャープネス処理まで加えられるサイトもある。もちろん優秀な処理をするサイトもあるだろうし、GoogleがAdobeからこのあたりのエンジニアを入れた、等のニュースもあり技術革新は目まぐるしい。
しかし、作品を見ていただくには「最終出力まで自分で責任を持って創り上げる」という意識が必要かと思う。
大きいサイズを【tumblr.】で、といつもご紹介しているが、ここ(Oficial Blog)とtumblr.とは別サイズの画像を二種類作成、出力し掲載している。
色の調整、明るさの調整...。もちろん大切。だが、このような根幹に触れて伝える人が存在しないので...。煩いことで失礼申します。
大きい画像は【tumblr.】へ。https://tmblr.co/Z1n2Et1G3pT63
2014/05/17(Sat) 10:14:22 | Img Processing