なぜ縦長動画を撮るのか

TVのニュース番組などで「縦構図の動画」(視聴者提供)を目にする機会が増えてきた。
web系では、縦構図放送の試みもスタートしているようではあるし、動画投稿共有サイトでは縦構図も当たり前になっているものの、いわゆる多くの家庭にあるテレビで放送番組を見る場合、画面は「横」に長い。
写真に限れば、当Blogでも縦も横もあるから表現の幅が広がる。といった記事を何度か書いてきた。
私自身も「写真の場合は」縦構図が感覚的にしっくりくるので、ここにアーカイブされている写真も圧倒的に縦構図が多いはずだ。
だが、動画・映像となると話は変わってくる。
「自分はスマホの画面でしか見て欲しくない!」といった強い意図があるなら縦の動画も面白いし、何より、自分が縦で撮りたい!ならば大いに結構。何も文句はない。
しかし、ニュース番組に提供する可能性もあるのなら、画面の大半が黒帯で占められ、まるで隙間から覗き見したような映像はどうなのだろう。
そうした素材より横長構図のデータなら、番組制作者側も利用しやすいため採用確率も上がるかもしれない。
撮影時点で、手首を90度曲げるだけなのだが...。
アタマを使いたいね。と感じるケースが至るところで起きている。
撮影も画像処理も共に楽しみたい

このところ噴水のイメージが続く。
同じ日、数分程度のほぼ同じ時間帯で撮影したものばかり。
でも、シャッター速度を変える、ホワイトバランスを変える...、といった変化をつけることによって随分とイメージが変化する。
ただシャッター速度だけは撮影時点で変更しておく。
「水の流れの度合い」は、後処理では無理(それっぽく加工することはできないこともないだろうが所詮ニセモノになってしまうし、恐らく止まっている水滴--->流れている水滴の一方通行だろう)なため。
未だに撮って出し至上の人たちもいらっしゃるが、色調を変更するためのホワイトバランスに至っては、フィルム時代であってもW4だとかW8だとかのフィルター(スマホエフェクト等のフィルターではなく、レンズの前に取り付けるサングラスのように色のついた一枚の板のこと。)を掛ければ似たような色目になる。
当然「自分の意思でアンバー系にしたい」と考えてレンズの前に装着する。
撮影時点でアンバー系にしたい、と考えアクションを起こすか、データを取り込んだMacやPCの前でイマジネーションを働かせ色温度を調整するのか。
そのタイミングの違いだけでしかない。
どのタイミングでアクションを起こすかによって価値が変わる。というのも確かに理解できるが...。
撮影も画像処理も共に楽しめると良いな。と。
画像データの記録ではなく

クルマの自動運転といった話題が賑やかになってきた。
AIの活用はあらゆるフィールド・生活圏に及ぶ。といった感じだろうか。
近い将来、自動運転が当たり前になっているのかもしれない。だが、自分自身で運転に関わる操作を行う楽しさは変わらないだろうと思う。
いや、むしろ何も操作しないのが当たり前の時代になっていればこそ、手足を使って「思いのままに」ギアシフトするタイミングを楽しんだり、ステアリングから伝わる微妙なコーナリングの手応えを味わったりしているはずだ。
(化石燃料や排ガス等、法的な規制も実際にはどうなっているかは判らないが。)
スマホカメラが高度化した現在、既にシャッターをタップするだけで画像データが記録できる時代になった。
しかし、マニュアル操作一眼レフカメラのように、露出を決め、光を見極め、構図を決め、ピント位置を決め、自分の手と眼をフル動員しシャターのタイミングを楽しむ。そこにはメカニカルなパーツが高度に組み合わされ稼働する「音や振動」があり、これこそが写欲を高める。
カメラに撮らされた「画像データ」ではなく、
自分の手と眼で撮った「写真」をいつまでも楽しみたいと思う。
MVNOの安定性とは?IIJmioを解約したワケ(2016年6月)
MVNO各サービスでは「時間帯による通信速度の極端な差」が目立つ。
文句があるならキャリア回線でいいだろ!では話が続かないので、その論点はここでは除外したい。(実際にキャリア回線は残してあり利用している )
先月「IIJmioを解約」した記事を書いたが、私の使用環境では、時間帯による通信速度の差が「極端」すぎる点、そして、遅延が激しい点が問題だった。
同社の速度は、昼のピークタイムは下り約0.3Mbps程度しか出ず、pingが300ms近くに達した。
ところが、オフタイムになると下り50Mbpsをオーバーしたりする。
もちろん、サービスがダウンしたり...というのが無い(少ない)ことも安定性だと思うが、最近では致命的なダウンは僅少だと思う。それよりむしろpingが300ms近い品質こそ、タイムアウト等のトラブルを起こすのではなかろうか。
安いんだから混雑時は遅いよ...。は理屈としては納得していた。しかし、数社のサービスを契約するうち「ピーク時にもさほど低下しない」会社も数社あることが判ってきた。
それは速度測定サイトに最適化された数値ではなく、実使用において。
深夜等のオフタイムでも下り20Mbpsは超えない。しかしピークタイムでも下り2〜5Mbps程度がほぼ確保され、pingも30から50ms程度に収まる。
私は超高速をスマホに求めていないが、だがピークタイムにもそれなりの性能でなければ使用に耐えない。
爆速は出ないけれど速度も遅延も極端には変動しない。
これを「安定性」と呼ぶのではないかと思う。そうしたサービス提供会社へ乗り換えざるを得なかった。
IIJmioは安定しているよ...、といった記事を見るにつけ、安定性とは何か?と疑問符が頭をよぎる。
時間帯による差が100倍以上出てしまうのがMVNOだよ、格安なんだし...。
ではなくて、もう少しバラツキの少ない品質(他社では実現している)でなくては満足に使えない人たちも出てくるのではないか。
IIJmioは、iOSアップデート時の迅速な対応など素晴らしい展開をしているものの、肝心の回線速度に著しい乱高下と激しい遅延が続き、品質低下が解消しない状況で「安定」の言葉を口にするのは控えたい。
優れたサービスとは、回線品質以外にも語るべきポイントがあり、総合的な判断が必要であることは理解している。
しかし、利用者のトラフィックにより激しく品質が乱高下するにも関わらず、そうした状態が「素」のまま?反映されることを安定性と呼ぶのだとしたら認識を変えなくてはなるまい。
(私が失敗したように)盲目的に過去の企業ブランドをオーバーラップさせるユーザーイメージと共に、webマーケティングやファンミーティングを巧みに活用することで、利用者に心理的な満足度を与えるのも一つの成功事例なのだろう。
残念ながら、そこに客観数値で示される回線品質との関連性は見出せなかった。
普通に残してみたい

普通の風景を普通に撮ってみる。
普通の画像データを普通に処理してみる。
そんな普通感...は、トラフィックが集められないからダメ?
でも、もう、ギラギラギトギト、どゃ、いいね!押せや...! 、的な絵はみんな疲れはじめている。
一期一会のその瞬間を普通に残してみたい。
自分で撮影するということ

この一枚。手元の感覚では「随分と上に向けて」撮影している。
空の面積を大きくしたい、と思ったから。広い青空との対比が面白いと思ったから...。
近未来の写真撮影は、
一切の思考を捨て去って無の境地に立って指を押すだけ?
構図に至るまですべてをカメラ任せで、結果は出たとこ勝負?
あるいは、最近の撮影属性に合わせて、優秀なAIがwebから似たような他人の素材をチョイスして表示してくれるのか?
そこまで極端ではないにしても、似たような「無思考、指を押すだけ」なアクションが増えているように感じる。
そして「写真なんてアタマ使って撮るもんじゃねぇ」と批判する。
人間の近未来、このままでは危ないのではないか。
訴えるチカラ
どれだけ文法に忠実であるか?
だとか、
どれだけ美しい文字が書けるか?
よりも。
どれほど強く心に訴えるストーリーが創り出せるのか。
残された時間は無限ではないのだから...。
生き続けるBlogとメルマガ
orkut、mixi、GREE、@PNE...、
そして時が流れ、
flickr、twitter、Facebook、Google+、tumblr.、Instagram...。
初めに記載したSNSのアカウントは退会に伴ってもう存在していないし、サービス提供プラットフォーム自体も大きく変化した。
後に続く、現在栄華を誇るSNSは、私にとっては既に役目を終えている。
ここ【OfficialBlog:And Emotional Message】は、
2005年に【Photo and Message】として、スナップ写真置き場からスタートした。
今、2016年。
11年間のアーカイブが一つところに存在している意味は大きい。
Blogとメールマガジンは生きた証。
メルマガ「令和のデジタルイメージング通信」[ Link ]、まだ未購読の方もこれからどうぞご一緒に。
メンテナンス進行
先日の文字コードに続き、旧cssを残したままだったBlogをOfficialSiteの枠内に移植。
早速、いく名かの方からメッセージをいただいた。
モバイルフレンドリー対策ですか?と、とのことだったが、もちろんそれ以外に今年度はちょうどこのタイミングで作業時間が取れたという事情も。
若干の手直しが残るものの、あとは魅力的な中身...?
かと。
これからも引き続きご覧いただきますようよろしくお願いいたします。
FM aiaiエフエムあまがさき様2016年6月アーカイブ映像
FM aiai エフエムあまがさき様、月に一度「宮本章光のビデオをポケットに」
2016年6月のアーカイブをご紹介。

今月は、
「編集なんて難しいことはできないけれど...?」といった感じでお話しさせていただきました。
撮っている間に伝えたいものが見えてくる。そんな展開でも良いかもしれません。
映像は視覚・聴覚ともに訴えることができます。見せたい、伝えたいことをより明確にしてみたいものですね。
今月はこのような様子でした。(ツイキャスアーカイブ)
- エフエムあまがさきofficialCAS #280122997
https://twitcasting.tv/fmaiai/movie/280122997毎回大変お恥ずかしながら...、
「夢の島」に行って消えてしまわないよう、是非ご覧になってください。
次回は7月21日(木)16:40の予定です。
今後ともご贔屓のほどよろしくお願いいたします。
文字コード設定
手付かずのままだった全ログの文字コード変換が完了。
何せ、11年間のファイルなのでそれなりの物量で...。
過去ログの検索も可能になったはず。お待たせしました。
いろいろな光・さまざまな答え

旧来のパターン認識というのだろうか。
「Aの場合にはどうすればいい?」
「Bの場合はどんな設定?」
掛け算の九九の中から適合する答えを選ぶ。といった「パズルのピースを用意された型に合わせる」かのごとく、選択をすることだけにしか注力しなくなると、「最初から条件が用意されていないケース」に対応ができなくなる。
もちろん、原理原則や教科書的な模範解答を知っておくことは必要だと思うけれど。
いろいろな光があり、さまざまな答えがあると思う。
それを楽しむのが楽しいはずなのだが、九九を習ってないからできません...的な方向に世の中が進んではいないだろうか。
器は存在しエネルギーを消費する

データは、その存在自体は目に見えない。
特にクラウド時代には、容量の意識も薄れてきつつある。
だが、そのデータを格納する「器」は物理的に存在し続ける。
そして、稼働している限り電力を消費し続ける。
地球規模で見ると、かなりストレスフルな状況が進行しているはずだ。
ポケットから取り出したスマホカメラで撮影、SNSへアップロード...。
いいね!の裏で物理的に存在する器のこと。
たまには考えてみても良いかもしれない。
タッキー816みのおエフエム様2016年6月アーカイブ音源
【タッキー816みのおエフエム】様の番組「カメラとお散歩」。
2016年6月1日の放送についてご紹介。
今回は、
「花の撮影 いろいろ考え楽しく撮ろう!」と題してお話しさせていただきました。

放送は、原則として第一水曜日の午前11時オンエア予定、サイマル放送でもお聞きいただけます(次回は7月6日の予定です)。また、番組当日の19時36分ころより再放送もあります。
番組でお伝えしきれなかった内容や、関連するお話などもお伝えして行きます。
MailMagazine【令和のデジタルイメージング通信】[ Link ]
ぜひご登録ください、文中でお会いしましょう。