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宮本章光/宮本陽の視点「開闢」And EM Official Blog

みやもとあきらのしてん AKIRA MIYAMOTO@And EM

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光を感じる眼

AKIRA MIYAMOTO's Photo
その場の雰囲気を残す。
と、こうした言葉をよく使う。
だが、どのようにすれば雰囲気を残すことができるのだろう?

クロスの質感だとか、パイ表面のテカリ具合、といったものは、その場で目前に被写体がある撮影者にとっては容易に感じ取れるものだろう。
しかしながら見る人に対してそれを語るには「その部分が伝わるように見せる」配慮が必要になる。

伝わるように。
ここがポイントで、そのためには光を感じる眼が必要だということがなかなか語られない。
しかし、撮影というアクションが生活の隅々にまで及び、ここまで身近になってくると、撮影の王道を知っておかないことには「奇妙な調味料で奇抜な味付けをした」料理ばかりが世に出回り、結局は麻痺した舌が受け付けなくなる。
これは音楽が身近になるプロセスで起きたような圧縮音源で麻痺した耳と同じ道を辿ることになる。

だから撮影に際しては光を見極める、という本道のスキルを磨きたいわけである。
セッティングされた被写体を、決められた設定で撮る、というトレース体験で「すごーい。たのしい!」を提供するクラスが注目されているが、シチュエーションや設定・条件が変わったときに自らその状況を理解し「伝え・語る」絵を得ることができるだろうか?
そこには、光を感じる自分自身の眼が必要であることを、多くの指導者は語りたがらない。

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その場の雰囲気をそのまま残す

Photographer Akira Miyamoto's Photo

普通の風景を普通に撮る。
おしゃれなアトリエなのでここは「普通」ではないが、その場の雰囲気を残すには、やはり色々と考える点はあると思う。

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各ソーシャルの立ち位置整理

各サイトの立ち位置が良く判らない、とご意見をいただきましたので以下に記載いたします。
厳密な定義づけをしているわけではないので、それぞれ気軽にチェック,フォローいただければ、と思います。

◆【Photo and Message -- Photograph web log】=当サイト
文章を伴った公式ブログとして2005年よりアーカイブしています。
かなり偏った個人見解の掲載場所かと思います。pv 1,500〜3,000/日アクセス程度。
更新頻度は不定期。コメント受付はスパムが激しいため停止しています。
文章が不要な写真単発の場合は、以下Tumblr.に掲載。

◆【Tumblr.-- Akira Miyamoto】=600x900pixels の画像サイズで掲載
当ブログとも一部連動。大きな画像をご覧いただく目的と、公式ブログのようにまとまった文章を書かない単発写真の掲載場所として運用。
新作写真は、こちらだけに載せる場合があります。

◆【twitter -- @And-em.com_EM】=Artist Name 宮本 章光として運用
大半はテキストベースの戯言かと思いますが、公式ブログ、Tumblrへの記事告知場所としても運用しています。過去の各サイトアーカイブを引っ張ることもあります。
出先でのiPhone撮って出し写真を載せることがあります。更新頻度は最も高い場所です。

◆【Google+ -- 宮本 陽】=上記3サイトと同一内容
上記各サイトのバックアップ的な感覚で掲載しています。
現時点では同サイト内での交流を目的としていません。

◆【Facebook Page -- And EM】=アンド・エム Facebook Page
事業サイト。2014年からは上記各サイトの更新記録告知のみに運用。
個人的には、同サイトの役目は終えたと考えています。(2018.03全データ削除済)

◆【Facebook 個人アカウント -- Akira Miyamoto】
過去には写真アーカイブとして使った時期もありましたが、不本意な写真表示(勝手なスクエア切抜き)など
に限界を感じ現在はスリープ状態、ログイン頻度はかなり低いです。タグ付けいただく方には感謝しています。
公式Facebookページと同じく個人的には役目を終えたと考えています。(2018.03全データ削除済)

◆【専門家Profile -- 宮本陽】=enFactory専門家サイト
旧All About Profile。上記サイト掲載の写真をアーカイブ。数年前までは注目度の高いコラムを定期掲載していました。サービス解約済みですが、過去の人気記事はすべてアーカイブされています。

何でも教科書通りでなくていいんです

Akira Miyamoto's PHOTO
何でも教科書通りでなくていいんですよ。
その「教科書とは違う理由」があなたにあるなら。

教科書を知っているが故に、その違いを自分の手段と方法で表現できること。
それが自分の感性だと思うのです。

【Tumblr.】(より大きなサイズで)https://tmblr.co/Z1n2Et14l9X_T

スパムが多いためコメントの受付は停止しております。

「絞り開放」を楽しむ

Photographer AKIRA MIYAMOTO's Photo

単焦点を開放で楽しむ。
こうした世界を手に入れるために単焦点レンズを使うのだが、収差がどうだ、ボケ味がどうだ、とマニアはこだわる。
それはそれで大いに結構だと思う。
だが、測定データや重箱の隅を突くような分析ばかりに奔走するのではなく、撮影自体を楽しみたいものだ。

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平成の日本を担う新しい力に祝辞を

Photographer AKIRA MIYAMOTO

今日は成人お祝いの日。
新成人の皆様、おめでとうございます。
平成の日本を担う新しい力に祝辞を。

【Tumblr.】(より大きな写真を)https://tmblr.co/Z1n2Et148yQ6P

写真の撮り方を勘違いしている人たち

Photograper AKIRA MIYAMOTO

ここ一、二年、プライベートでの撮影に一眼レフが登場する機会が激減している。
更には、コンパクトデジカメが数ヶ月単位で眠ってしまいホコリを被ることも増えた。

私の場合は、BlogにしてもSNSにおいても、投稿記事のほとんどが【iPhoneカメラ】となっている状況だ。当たり前のことだが、常に身近にカメラが存在しているので「すぐに撮れる」という物理的な要因が大きい。
だが、こうした急激なスマホの普及とともに「使い方を間違える人たち」も増えてくる。

ソーシャルメディアで目立ちたいために悪ふざけをした写真を撮って投稿する。
それは、マナーがどうだ、というレベルを超えて法的にマズいところまで行ってしまう。
ソーシャルの普及が原因だとか、スマホの普及が拍車をかけた、といった意見もあるようだが、使う側である人間の問題が大きい。

そんな煩いことを、何をあらためて偉そうに書くのか?
と思われる人もあるだろうし、自分自身でもこんな鬱陶しい記事を書くのはどうかと感じた。
だが、スマホにカメラが付いてなければイイんだよ。といった論旨の言葉を目にすると、これは聞き捨てならなくなった。

夕日が印象的だったので、駅のホームに上がる途中で撮影した。
例えば、この先に人が居たならば撮影は諦めたかもしれない。盗撮だとか迷惑行為だといった無用のクレームも付けられかねないからである。
使う側の意識が必要であると同時に、撮影や指導に携わる人間がこうして声に出して行かなくてはならないと感じた。

幸いここに人は居なかったのでこの1枚を収めることができた。
こうした一期一会の写真撮影だからこそ、その1枚に価値があるのではないだろうか。

【Tumblr.】(より大きなサイズはこちらで)
https://tmblr.co/Z1n2Et143dp2e

タッキー816みのおエフエム様(FM放送)2014年1月番組ブログ

一昨年2012年10月から、月に一度【タッキー816みのおエフエム】様の番組「カメラとお散歩」に出演させていただいていおります。
今月、2014年1月の放送では「スマホ&携帯電話のカメラで結果を出す!」と題してお話しをさせていただきました。

原則として第一水曜日の午前11時オンエア予定です。サイマル放送でもお聞きいただけます。(2014年の第二回は2月5日の予定)
番組ブログでは、各回ごとに内容をまとめていただいた過去全てのアーカイブもありますので是非ご覧になってください。

2014年に期待したい

Photographer AKIRA MIYAMOTO

2014年、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年賀状発送によるご挨拶はもう十年ほど前からご遠慮させていただいております。
早々より賀状のご挨拶をいただきました皆様には不義理を重ねておりますが、この場を持ちましてご挨拶とさせていただきたく、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、2014年オフィシャルブログのトップ記事は、色盛りコテコテの風景で。
(今回は長文です。)
iPhone5sカメラ撮影、PhotoshopCCにより20プロセス程度の加工を経ている。
以前から私は、画像処理は撮影とセットで考える時代だ、と考えており、後処理が悪だとは言わないが素材をダメにする方向への加工は疑問だと書いてきた。

2014年は、もうそんなチープな加工が楽しいよね、いいね!という時期ではなくなってくるように思う。
もちろんそれらが無くなるという意味ではなく、もっと先を見越した技術、それは見栄えのしない画像やデータ欠損がある画像を自動処理で加工し、本当の意味での望ましい後処理が人手によらずとも実現できる、といった時代がもう始まっている。
撮影時点でも、最も望ましいと考えられる構図に自動的にトリミングし保存する機能などは既に実現し装備されている。但しそれが本当に撮影者の期待するものであるかどうかは別問題だが。


こうした時代には、撮影者として何をどのように盛り込むのか?という、「らしさ」の部分が大切になってくる。
人手により処理しなくてはならなかった専門技術が、サーバー上の自動処理にとって替わられ、その技術革新にどれだけ加速がつこうとも、根幹にある「自分はどう表現したいのか?」「どのように伝えたいのか?」という部分は、表現者本人だけにしか判らない。

今日のこのカット1枚も、単にブライトネスを上げる、だとか、コントラストを触るだけのエフェクトでは実現できないところがある。
具体的には...、
ソフトフィルターを部分的に使う。あるいは、特定部分だけの階調を変えたり、ノイズ低減を一部分だけに適用する、等々...、「どのように見せたいか?」は、私のイメージの中だけにしか存在していない。
結局、私の期待するイメージを脳内から感じ取りそれを加工処理に落とし込む技術革新が進むまでは手作業に寄らざるを得ない。

こうした観点からみると、「らしさ」の源流にある「表現者の意図」がこれからは更に重要になるように思われる。
さまざまな要素を勘案した膨大なアーカイブや種々の傾向から、最適とされる自動処理が行われる動きは更に増えて行くこととと思われるが、「表現者たる自身がやりたい方法と方向」を明確にすることは決して無駄にはならないはずだ。

そのためには、より自由なフォーマットがあるのも良いと思う。
TVは16:9の横画面だから、映像(動画)は常に横長でなくてはならない...ことはないだろうし、既にwebでスマホ撮影による縦長の動画を見つけることは難しくない。
同様の考え方をするなら、スクエアフォーマットが好きならスクエアで撮れば良いし個人の自由だ。
また、明と暗しかないような階調を破壊したエフェクトが自分の表現に合っているならそれは大いに結構だろう。
が、しかし、それは本当に表現者が望む手段や仕様であるかどうか?を確認した上で採用すべきことなのではないだろうか。

和食の店に行けばいつも湯豆腐。中華の店に行けばいつもチャーハン...。
では、あまりにもレパートリーが少なすぎる。
和食にも中華にももっともっと数多くの料理があり、それらを知った上で今日は湯豆腐だ、チャーハンだ、とオーダーできるなら良いのだが、和食では湯豆腐しか食べたことがなく、中華もチャーハンしか知らない。そんな人が多い、といった例えになるように感じる。

スマホで撮った写真は無条件にスクエア。加えてデータを破壊したド派手エフェクトかセンスを感じないフレーム適用。
で、その撮影者にはこれしかない。他は無い。
横長で撮ったほうが状況説明には最適なのに、縦長でしか撮ったことがない。果ては動画までもスクエアで撮る。
で、その表現者にはこれしかない。他は存在しない。
何より、鑑賞者・視聴者側に対し「その一品で勝負」する理由が伝わってこないのが問題。


上述のような革新的な技術革新がどんどん進んでいるにも関わらず、表現者側が非常に狭い画一的な枠組みの中だけでしか表現をしなくなり、その結果、感性がどんどん麻痺し、表現手段も朽ち果ててしまう。

私たちが長い歴史の中で培ってきた、写真や映像の中にある芸術性という奥深い味を、自ら味覚を閉ざして感じ取れなくしてしまうのは避けなくてはならない。
少し大袈裟ではあるが、文化遺産、世界遺産を自らの手で破壊するのと同じレベルの行為ではないかと私は考える。

【Tumblr.】更に大きいサイズの画像はTumblrにて。https://tmblr.co/Z1n2Et13EdyLD

尚、スパムが多いためコメント受付は停止させていただいております。
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