記憶とイメージと

二年ほど前のストック画像から。
ある教会内でのスナップ。
この日、外はみぞれ混じりの冷たい雨。
奏者にとっては厳しい環境。
指先を暖めて演奏に臨まれた姿が鮮明に目に浮かぶ。
響き渡るオルガンの音色も記憶に蘇る。
そして、撮影者にとっての暗く冷たい照明とブレに対する気遣いまで...。
記憶は、五感の全てを絡めて定着しているもの。
昨晩からの冷たい雨は、二年の月日を越えた記憶を呼び覚ますことになった。
ISO800, 50mm/f1.4, f3.2, 1/25
こうした写真と撮影データも、記録があるからこそ。
価値のある記録は、歴史を創り感動を伝える。
純A級で暖をとる

なんとも贅沢なタイトルである。
「純A級アンプ」や「ピュアAクラス」といわれるオーディオ用アンプがある。
信号増幅のプロセスで、常時電流を流し放しにした土台を作り、信号のプラスマイナス切り替え時の歪を原理的にゼロにする方法である。
これは1992年製パイオニアのプリメインアンプA-09のフロントパネル。
A-09と言えば、高音質化追求に贅沢の限りを尽くした、知る人ぞ知るアンプである。
しかしながら、その透明感に満ちた音とは裏腹に発熱量が半端ではない。
折からの寒気に冷やされた作業部屋を暖めるには丁度良い按配である。
天板に触れていると冷えた指先の感覚が戻ってくる。カイロは不要だ。
Class A Power Stage の文字が誇らしく見えるのは冬ならでは...。
かもしれない。
勢いとチカラを授かる

一昨日の7日が初出の企業が多かった年明け。
これは、あるクライアントの受付カウンター。
初出の朝の一枚である。
私は、社屋前で社員さんの集合写真撮影をさせていただいた。
ファインダーの向うに、押し切られそうな「気」を感じながらの撮影。
勢いとチカラのある企業は、入り口からその空気感が違う。
小雨の降る中、初っ端から大きなチカラを戴いた。
共に伸びて行きたい2008年

2008年は携帯画像からスタート。
200万画素のケイタイカメラでまともな写真って撮れるのか?
で、これをご覧いただければよいかと。
(ケイタイ画像ゆえ一眼には敵わないが)
もうそろそろ画素数至上主義やスペックだけに踊らされるのはやめたいもの。
デジ一でも同じ。
撮影現場で「それ(私の持っているカメラ)何万画素?」と聞く人たち。
私が逆の立場なら「あなたの作品を今見せていただけますか」と聞くところだが...。
今年は、更に「物事の本質を見極める」ことを追求したい。
新展開が盛りだくさん。
延び延びになっていた撮影教室はいよいよスタート予定。
スタッフも募集。
勘とセンスの合うアシスタントさんご一緒しましょう。
クライアントだけではなく、
パートナーとも共に伸びてゆきたい2008年である。
まずは、明日「第二回神戸クラシック音楽祭」
会場でお会い出来るのを楽しみに...。