ノイズを隠すための高コントラスト

少し古めのアーカイブから、当時のコンパクトデジカメデータを引き出して画像を触ってみる。
現在(2015年10月)と大きく差を感じるのは、シャドウ部分のノイズ処理。
今ではセンサーが飛躍的に大きくなったこともあるが、普及クラスのモデルではさほどサイズに変化はないため、暗部のノイズ消去の技術が上がったということだろう。
実際、シャドウ部分のガンマカーブを触ろうとすると盛大にノイズが浮いてくる。
なるほど、シャドウ部分は階調がほぼ見えない程度にまで潰され、それはノイズ隠しのチューニングでもあったことをうかがい知ることができる。
旧日比谷図書館(現:日比谷図書文化館)、2008年に改築前の姿を残すために撮影したもの。
当時は、ポケットにはまだコンデジの時代であった。
2015/10/25(Sun) 20:00:07 | ISO_Noize