肩書きとバッジの世の中を終える

キショウブ(黄菖蒲)。
水辺に生えているのでアヤメではない、と思ったものの杜若でもなさそう。
調べてみると外来種のようでした。
こうして、従来の知識が役に立たないことを知ります。
そして、旧来の発想の延長線上でしか思考していなかったことまで。
この数十年、何もかもが「肩書きの世」だったことを思い返しています。
多くのセミナーや講演会では、開催趣旨や概要には、必ずこのように「枕詞(まくらことば)」が掲げられていました。
「○○で有名な◇◇様を講師に迎えて...」
「XX著書が大ベストセラーとなり今注目の○○先生を講師として開催...」といった具合で。
これ、結局のところ◇◇先生や○○先生が目当てだったのかもしれません。
肝心の論旨は何だったのでしょう?
もう肩書きの時代は終わりました。
もう会社のバッジや看板にモノを言わせる商売も終わりました。
結局のところ、何がその会合でもたらされるのか。何が知識として得られるのか・体験できるのか。
ようやくここにフォーカスを合わせる人たちが増えてきたのは喜ばしいことだと感じます。
この流れはもう止まらないでしょう。
そして、枕詞ではなく論旨が何なのか。この部分に意識を合わせる人が増えるに従って、それに合致する周波数が拡大してゆくことは間違いありません。
旧来のフォーマットを書き換えてゆくのは、わたしたち自身だと。
役に立たなくなったモノを置き換えてゆくのも、わたしたち自身だと。
この発想さえ忘れなければ、明るい道が切り拓かれてゆくことを確信しています。
2025/05/24(Sat) 16:07:10 | photo blog