お天道様はいつも見ている

お天道様(おてんとさま)はいつも見ている。
過去、企業人だった時代に取引先のオーナーがよく口にされていた言葉です。
「おてんとさまはいつも見てるから」
「おてんとさまには常に筒抜けや」
お天道様とは、言葉の上では太陽のことを指していると思われますが、実際に使われる場面では以下の印象的だった点があります。
---悪いことをしたらバレてるよ。だからいつでも何にでも真摯に取り組みましょう。
といった意識とともに、
---良い行いも常に伝わっているのだから、我が我が...と、しゃしゃり出て目立つことが第一だ、との感覚を持つのはやめましょう。むしろ恥ずべきことですよ。
との意識も含まれている点でした。
確かに、能ある鷹は爪を隠す。のような言葉に代表されるように、ホンモノは自分からホンモノだ、などと発言しないものですし、徳と品格を醸し出す人こそ、大きくアピールせずともその存在感を感じるものです。
さすがは年配者ならではの含蓄のある発言だと感心しながら、併せてご本人ご自身がそれを体現されているのだ、と、いつも感じていたものでした。
ある日の出勤直後、自身のデスクに到着する前からけたたましく鳴り響く電話のベル音がありました。
ご担当弁護士からの直通電話であり、そこで訃報を受け取りました。
わたしは弱冠30代前半、その方は大企業の役員を勤め終えた定年退職後の年齢であり、その後自営にシフトされた事業でのご縁でした。
あれから40年!...(綾小路きみまろ:ご存じない方が増えてきたかもしれません)ではないのですが、およそ30年近くの年月が過ぎました。
自分自身がそれなりの世代になりますと、当時語られていたその言葉の「重み」や「奥深さ」を感じられるようになりました。
これを現在の大変革時期に当てはめますと、これから先に創造すべき社会の姿がイメージできるのではないでしょうか。
いつまでも「数を追い・数を最大化」するといった、もう過去になった資本主義社会の構造からは、いち早く脱出するのが得策だと感じざるを得ません。
そして、
心に響くもの、日本人が感じることができる慎ましやかさだとか、品格に通じる醸し出される雰囲気などが、まさに心から生じたオーラであったことに意識が及びます。
心の時代。まさに心の振動数で同期できるかどうかの時代を迎えているはずです。同期・同調・シンクロするものだけがともに歩を進めて行けることが判ります。
だからこそ、同期しない周波数のエネルギーは別の道に分岐するのです。
終末の時期。
最後の審判。
「お天道様はいつも見て」います。
社会の混乱、それはもはや過去になりました。今後消滅が確定しているタイムラインからは卒業したのです。
そして、
「ゆるふわ」や「お花畑」と揶揄される現実逃避でしかなかった感覚とは全く異なる世界観に到達した方々との同期体験を積み重ねて行きます。
それ以前の学習が足りないと感じられたのなら、大量の過去アーカイブを残していますのでどうぞご自由に。
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合わなくなった着物を脱ぎ旅立つ
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地球人の役目を果たす番です
2021/08/27(Fri) 20:53:10 | New Age